こんにちは。ニューヨーク州立大学に正規留学しているReiです。
みなさんはどのように英語学習をしていますか?
私は高校3年生のときから英文法書やテキストを使った普通の勉強を始め、そこからオンライン英会話や英字新聞、また英検やTOEICなどの各種資格試験を利用するなど英語学習を様々な角度から試してきました。
そのかいあってか英検1級やIELTS7.0、TOEIC920点など着実に英語力を身につけ、今はアメリカの大学へ正規留学しています。それくらいの資格が取れるならアメリカでも苦労しないだろうと思われるかもしれませんが、アメリカ人同士だけの会話になるとまだまだスピードについていけないこともしばしばあります。
授業やプレゼンなどの英語はたとえネイティブの英語でもほぼ完璧に聞き取れますが、問題は同じ世代のネイティブです。教授などの聞き取りやすい英語と比べて私のような大学生の英語はまさにマシンガンです。しかもはっきりと話さず、スラングなどもバンバン出てくるので、私でもまだまだ完全に聞き取れないことが多いのが本音です。
また、今まで資格試験を軸にして学習していたのでアカデミックの単語には自身がありますが、日常的な英会話やスラングはまだまだネイティブや他の留学生と比べて得意ではありませんでした。
このままではヤバイと思い、海外ドラマを使って日常英会話のスピーキングとネイティブレベルのリスニングを学ぼうと決意しました。
ネット上の記事を見ると、初心者向けの海外ドラマ英語学習は「Friends」が1番オススメされていたので、とりあえず視聴し始めました。
全部で10シーズンありますが、面白すぎてあっという間に全シーズン・全エピソードを観終わり、みなさんが「Friends」を英語学習にオススメする理由を今では心のそこから理解できました。
「Friends 」全10シーズン観終わった。英語学習として1番有名な海外ドラマだけど、その理由がわかりました。笑いあり感動ありで生きた英語を心から学べる最高の作品。英語学習者は絶対観るべき👍🏽 感想や勉強法など近々記事にします! pic.twitter.com/SDRb0ANPuk
— Rei🇺🇸英語ブログ (@uver0527rei) 2019年2月23日
そこで今回の記事では、
- 「Friends」ってどんなドラマ?
- なぜ英語学習にオススメなのか
- 「Friends」を使った勉強方法
- 私が得た効果
- どの媒体で視聴するべきか
などにフォーカスして書きました。「Friends」などの海外ドラマを使って、楽しみながら英語学習をしたい方や資格試験を超えた本物の英語力を身に付けたい方にとってオススメの記事です。
Contents
「Friends」ってどんなドラマ?
英語を学ぶ人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?「Friends」は1994年から2004年まで放送されたアメリカ発の国民的ドラマです。アメリカのみならず、全世界でも爆発的ヒットを記録しています。
物語はニューヨークに住む男女6人の共同生活を描いたシチュエーション・コメディとなっており、いわゆるシットコム(観客の笑いなどが入るコメディショー)のカテゴリに入ります
コメディと言われていますが、恋愛や友情、アメリカの文化、ニューヨークの生活などこのドラマから学ぶことはたくさんあり、笑いあり涙ありの作品です。
全シーズンが終わる頃には、感情移入しすぎてめちゃくちゃ悲しくなりました(笑)
- シーズン数: 10
- エピソード数: 236
- 舞台: ニューヨーク
- 英語: 基本的にアメリカ英語
- 1話の長さ: 20分程度
オススメする学習者レベル
「Friends」は海外ドラマを使った学習の登竜門だと言われていますが、誰にでもオススメできるわけではありません。個人的な感覚で言うと、「Friends」を楽しんで理解できる最低レベルは、英検準1級を受験できるレベルまたはTOEIC700点程度だと思っています。そもそもドラマ学習は中級者向けで、高校レベルの文法やフォニックスや発音などの基本を理解した人に効果がある学習方法です。
先ほど掲げたレベルに達していない人は、まず本当にやるべきことに集中してからドラマ学習を取り入れて欲しいと思っています。そのほうが長期的にみて効果的ですし、より学べることが多くなります。英文法などがわかると、使われている英文などがどんな構造でなぜ文中にそのような単語があるのかなどがわかるので、より気付けることが多くなります。
もちろんドラマを主な英語学習にするのではなく、息抜きやサイドとしての学習として行う場合は全然OKです。
しかし、私の意見が100%正しいわけではないので、最終的には自分の判断で取り入れるか入れないかは決めてください。
主要メンバー6人を簡単に紹介
「Friends」が英語学習にオススメな理由
ここでは「フレンズ勉強法」という言葉が生まれるくらいに英語学習にオススメされている「Friends」の理由を解説します。
シチュエーションが豊富かつ親しみやすい
「Friends」では6人の何気ない毎日の出来事が描かれています。シチュエーションは誰にでも身近な恋愛、友情、仕事などの日常生活が中心となっています。そしてこれは、「日常的に使われる英語」をたくさん学べることを意味します。
裁判ものや医療でも面白い海外ドラマはたくさんありますが、使われる英語が専門的なことが多いので、気軽に使えるフレーズや単語は少ないと思います。
もちろん医者になりたい!という方は医療系などの海外ドラマもどんどん観るべきです。
覚えた後にそのまま使えるような英語をたくさん学べる「Friends」のようなドラマこそ、英会話を学ぶのに最も適した海外ドラマだと私は思います。
シチュエーションも本当に豊富なので、自分の学びたいトピックのフレーズや使えそうなジョークなど必ず見つけることができるはずです。
思い出せる限り、「Friends」で出てくるシチュエーションをここで紹介します。これ以外にもたくさんありますが、細かく紹介しすぎるとネタバレになりかねないのでやめておきます(笑)しかし、ここからわかるように私たちの生活でも普通に起こり得ることだらけなので必ず英語学習に役立つと断言できます。
そのまま使える英文の宝庫
英検やTOEICを中心に勉強している方は、単語帳や試験対策のテキスト等を使用していると思いますが、はっきり言ってそのまんま日常会話で使えるものって少なくないですか?
私もオンライン英会話などで日常会話などをやっていましたが、日本では試験対策を軸に英語を学んできました。アカデミックライティングやスピーキングの試験で使えそうな表現はたくさん学べても、これそのままカジュアルな会話で使えそうな表現はあまり学べませんでした。
しかし「Friends」のような海外ドラマでは、本当に何も変えずにそのまま使える表現だらけで、終始感動していました(笑)
特に簡単な動詞で構成されている句動詞を使った表現が学べるので、口語表現に強くなります。そして同じような言い回しや、そのキャラクターの口癖などはエピソードで繰り返し使われるので、より自然な意味のまま理解しやすくなっています。
TOEICや英検などの「資格ではカバーできない英語」が学習でき、それは下ネタや恋愛、ジョークを含むより私たちに限りなく近い日常生活の英語です。
英検1級&海外在住の私ですが「Friends」のおかげで英語の表現の幅が格段に広がりました。
色々な英語を学べる
これには2つ意味があります。まず1つ目は男女が使う英語です。「Friends」では主要キャラクターが6人いますが、男3、女3で構成されているのがポイントです。日本語でもそですが、男性がよく使う言葉や女性がよく使う言葉がそれぞれありますよね。それはもちろん英語でも存在し、「Friends」を観ることでその違いを体験できます。
また、リスニングという観点から、男女6人それぞれの話し方や、英語の使い方、声の高さ(周波数)をたくさん聞くことで、そのキャラクターに似た話し方をする人の英語も今後聞き取りやすくなります。
2つ目はアクセントや訛りです。主要メンバーは全員アメリカ英語を話しますが、「Friends」では脇役にアメリカ英語以外を話すキャラクターが数多く登場します。
残念ながら日本語訛りの英語は出てきませんでしたが、イギリス英語をはじめとするオランダ訛り、イタリア訛り、アイリッシュ訛り、オーストラリア訛りなどのさまざまな英語を聞くことができます。
アメリカ文化を学べる
「Friends」を通して学べるのは英語だけではなく、アメリカ文化も学ぶことができます。例えば、クリスマスやニューイヤー、感謝祭、バレンタイン、ハロウィンなどのホリデーイベントでは、日本と違うアメリカ式の過ごし方をすることが少なくありません。
そういった文化をドラマを通して学ぶことで、海外(アメリカ)の考え方や、常識、マナーなど文化的なことも学ぶことができます。こういった異文化理解は、英語を使って外国人とコミュニケーションをとる時の相互理解に繋がります。
特にアメリカへ留学する学生や、移住を考えている人にとっては英語も文化も同時に学べる美味しい教材になるはずです。また、「Friends」の舞台がニューヨークなので、特に大都会ニューヨークでの生活っぷりや雰囲気も感じることができます。
リアクションやジェスチャーを学べる
これもアメリカ文化に含まれるかもしれませんが、アメリカでよく使われるリアクションやジェスチャーを学ぶこともできます。英語圏でのリアクションは日本と全く異なることが多く、英語を学ぶ上でこれを理解するのはとても重要です。
「Friends」では毎日ハプニングだらけなので、失敗した時や、何かよくないことをしてしまった時などにとっさに出る英語がよく使われます。物語を通してリアクションやジェスチャーを学ぶことでより自然に覚えることができます。
私はたまにロスの癖や、ジョーイの話し方を無意識にしてしまうことがあります(笑)
また、リアクションやジェスチャーがうまくなると、英語自体もうまくなったように感じられます。
1話完結型で各20分程度だから観やすい
「Friends」は6人の人生の一部を切り取られた作品なので、エピソードを進むごとに彼らの変化など一応大きなストーリの流れが存在し、全ての物語は最初から最後まで繋がっています。(これがフレンズオタクが多い理由)
しかし、基本的には1話完結かつ、1エピソードにつき20分程度なので本当に観やすくサクサク進めることができます。
そのため、「1話だけ観よう」、「このシチュエーションだけもっと慣れるように徹底的に観よう」というようなことがしやすくなっているのもメリットです。
テンポがよく無駄がない
「Friends」のストーリーはとにかく「会話」が多く、会話を中心として物語が進んでいきます。そのためセットはいつものカフェかモニカの家がほとんどです(笑)
「会話が多いからなに?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこれがとても英語学習者にとってメリットがあります。例えば私の大大大好きな「The Walking Dead(ウォーキンングデッド)」ですが、ドラマとしては最高に面白くても、英語学習目線で観ると無駄なシーンが多く、オススメできないんですよね。
銃で撃ち合うシーンや、ゾンビから逃げるシーンなど、会話がなくても、興奮できて面白いですが、英語を聞く場面は意外と少なかったりします。
あくまで今回は「英語学習」として捉えた場合ですが、この観点からいくと「Friends」のような20~30分しゃべりっぱなしのドラマを選ぶ方が長い目でみても効果的です。
会話中心で構成されている「Friends」は英語学習に最適だと言えます。
とにかくめちゃくちゃ面白い!!
最後の理由ですが、単純に「Friends」はとにかく内容が面白いです。ユーモアと知識が混ざった会話から、とことんくだらない会話まで本当に一瞬一瞬のシーンが面白くて目が離せません。
脚本も有名な方に描かれていて素晴らしいのですが、出演者のキャラやアドリブ?のおかげで、とにかく笑えるポイントだらけです。また、そのテンポやタイミングも巧妙なので飽きずにずっと観ることができます。
ハマりすぎてひどい時は、1日だけで6、7エピソードも観てましたが、本当に面白いので一瞬でした(笑)
また、会話だけでなく、動きだけでも何が起きているのか予想して笑えるシーンもたくさんあるので、英語がまだ苦手な方でも親しみやすいと思います。
また、有名なスターなどもたまにゲスト出演しているのも楽しみの1つです。ブルース・ウィリス、ブラッド・ピットなど誰もが知ってるような有名人も出てきて、あまりイメージのないような役で登場してくるのでそれも楽しめるポイントとなっています。
単純に「楽しい!」と思えることは英語学習でとても重要で、「楽しい」は「続ける」ための1番大事な感覚なのでそこを含めて「Friends」は英語学習にオススメしています。
「Friends」を使った勉強方法
「Friends」の魅力をたくさんお伝えしてきましたが、ここでは「Friends」を使った効果的な勉強方法を紹介します。さらに言うと、「Friends」をどのように視聴すれば英語を効率的に学べるのか解説します。
進め方
「Friends」勉強法のオススメは(基本)全エピソード3回ずつ観ることです。つまり3周という意味ですが、1周目、2周目、3周目ではアプローチを変えて視聴します。
基本的な流れとしては、
- 日本語吹き替え・英語字幕 or 英語音声・日本語字幕(オススメ)
- 英語音声・英語字幕
- 英語音声・字幕なし
という3つのステップで観ていただきます。
1番に関してですが、個人的には日本語吹き替え・英語字幕はオススメしていません。理由としては、そのレベルだとドラマ学習を行うのはまだ早く、他にやるべきことがたくさんある状態なのです。まずは基本的なリスニングや英文法を完璧にすることが優先なので、最低でも英語音声・日本語字幕で楽しめないと非効率な学習になってしまいます。
また、英語音声・日本語字幕も不要な方は1のプロセスをスキップしてかまいません。ちなみに私は2から始めました。
次に各ステップの説明ですが、1では「内容を理解する」段階に当たります。ここではおまかな話の流れと、どのようなシチュエーションで会話が行われているのか理解します。
英語字幕を見ることで、なんとなくでもどんな表現や単語が使われているのかを気にしてください。ここでは背景知識をつけるイメージで、これをやることで今後の学習がより効果的になります。
ここではまだ熱心に知らない単語を調べる必要はありません(どうしても気になったものは是非)。
次に2ですが、ここでは「1で把握した内容を、英語表現とマッチさせる」ステップになり、3つのステップを踏む場合ここが1番重要です。
ここでは最初のステップで出会った「会話」を、英語に紐付けして確認します。
このステップでは、字幕上でわからない単語や表現を積極的に抜き出して調べてください。そして後述する「オリジナル単語帳」にどんどん書き留めてください。ここでは多少ドラマを止める回数があってもかまいません。
また、字幕の文章をしっかりと自分の耳で聞こえているのか確かめながら視聴してください。聞き取れない場合は字幕を見ながらでも、何度も確認して大丈夫です。
このように聞こえる英語を文字と結びつけることで聞こえる英語や表現の幅が広がります。理想としてはこの時点で80%以上の理解度です。
3ではこれまでの集大成として、英語の音声のみで理解できるか、そのスピードに付いていけるかの確認。慣れのステップになります。最後のこのステップで怪しい箇所や聞き取れなかった箇所は、随時字幕を表示させて確認しましょう。
確認の頻度は1エピソードにつき5回程度が理想です。あまり多いと効率が悪く、まだそのレベルに達していないという意味なので自己判断で2のステップに戻ってください。
このプロセスを1通り行うことで、最初は難しく感じてしまう海外ドラマですが、徐々に聞きとり、理解することができるようになります 。完璧を求める必要はありませんが、最終的には95%程度の理解度は欲しいです。
コツはとにかく焦らず、自分に必要なプロセスを行うことです。
オリジナル単語帳
ここでは先ほど軽く触れた「オリジナル単語帳」について説明します。
「オリジナル単語帳」では、主にステップ2の段階で出会った知らない単語や表現また文化や知識なども必要であれば書き留めてください。ドラマでは単語や表現を生きた文章を通して覚えることができるので、例文も一緒に書くことをオススメします。アウトプットする際のイメージにも繋がり、そのまま英会話でも使うことができます。
これを行い、定期的に暗記作業をすることで3のステップでは、ストレスなく観ることができ、理解度UPにも繋がります。
「オリジナル単語帳」はお好きなように作っていただいてかまいませんが、ノートなどの紙よりも、オンライン上にまとめる方法を推奨しています。これはパソコンやスマホ上で観る際にすぐメモを取れるからです。
私は「オリジナル単語帳」を何冊もノートで作っていますが、それは資格試験のためであり、海外ドラマなどで出会ったフレーズや単語は全てオンライン上にまとめています。
Excel、GoogleスプレッドシートやWordなども便利ですが、個人的なオススメは「LINE」です。私が「LINE」を使うのは単純に楽だからという理由と、情報を一箇所にまとめることができるからです。
「LINE」は日本人と連絡を取る際には欠かせないツールで、毎日当たり前のように開きますよね。そんな「LINE」上で私のみのグループチャットを作り、ピン留めをし、そこに表現や単語を溜め込んでいます。
これの利点は、強制的に目に入る回数が自然に多くなり、作ったノートを全く使わないという最悪な状況を防ぎやすくなっています。
自分の好みのスタイルでノートは作っていただいてかまいませんが、超手軽でメリットがたくさんある「LINEグループ単語帳」は1つの候補に上がるのではないでしょうか^^
真似する(なりきる)
上2つのポイントは主に知識や表現を増やすインプットとしての勉強ですが、最後の「真似をする」というのはアウトプットのトレーニングになります。みなさんの最終的な目標は「実際に英語を話す」だと思いますが、ドラマを何周もして、どんなに知識を詰め込んでも、実際に話して使わないと自分のものにはなりません。
そして、覚えた単語や表現を定着させるのに最も効果的な方法は「実際に使ってみる」ことです。
しかし、当たり前ですが、ドラマを通して学んだフレーズをそのまま使えるような会話にはあまり遭遇しない可能性もあります。
そこでオススメしたいのが「Friends」の登場人物のなりきり(真似)です。言い換えるなら、モノマネです。
6人の男女がいますが、私の場合は、あるエピソードで1番話す回数が多い、ロスを選びます。そしてロスになりきって喋ります。例えばレイチェルがロスに話しかけた後に、ロスになりきって話すような感じです。
ここでのポイントは、恥ずかしがらずにできるだけ表情やスピード、発音やイントネーションなど限りなく本物に近づけるように努力します。そうすることで、リズムや感情を含めリアルな英語を体に馴染ませることができます。
英語には日本語と全く異なるリズムがあり、母国語のリズムとの違いをここで感じることが大切です。
1つの例として、チャンドラーのセリフに「what would my opening line be? 」という場面があり、これは「なんて声かければいいんだよ?」という意味で、友達や恋人といざこざがあった後に使えるフレーズです。
アメリカ留学中の私ですが、元カノと別れたくて、どんなふうに伝えればよいのかルームメイトに相談した時に、とっさに出てきたセリフが先ほどの「what would my opening line be? 」でした。
その時は使おうと思っていたわけではありませんでした。何度もドラマを観ているうちに頭の中に刷り込まれ、それが自分の中の使える表現になっていました。自分でいうのも何ですが、そのセリフを言った時は、完コピできたので、まるでドラマの出演者のような気分でした。
これは「真似をする」というトレーニングで、知っているという状態から使えるという状態にしたおかげです。他にも私が話す英語は海外ドラマから来ているものがたくさんあります。
ちなみに「Friends」のような有名なドラマはネット上に無料のスクリプトがたくさんあるので、字幕で物足りない人や書き込みをしたい方はぜひ使ってみてください。
私が得たフレンズ学習の効果
ここでは私が「Friends」全エピドードを観て感じた効果を紹介します。
日常会話で使える表現が増えた
そもそも日常会話での表現を増やすという目的で「Friends」を観始めましたが、シーズン3くらいですぐにその効果を感じることができました。スラングや上でも触れたリアクションやジェスチャーなども含めてよりネイティブっぽい自然な英語話者に一歩近ずくことができました。
私の場合はアメリカに住んでおり、ドラマを観て覚えたフレーズをすぐに使える環境なのでとても定着しやすかったです。また、シチュエーションも私の大学生活の友情や恋愛と被っているものが多いので、そう言った意味でも最高のドラマでした。
私のように海外に拠点を置いている人はこのような相乗効果が期待できます。
リスニング力が上がった
「Friends」を全て観たことでリスニング力がアップしました。聞き取れなかった箇所を字幕を確認し、何度も聞くことで、弱点の音をたくさん把握し、克服できました。
また、「Friends」には全236エピソードがあり、1話あたり25分程なので、全て視聴すると5900分、100時間近くもリスニングをすることになります。また、それぞれのエピソードごとに物語が異なるので、236通りものシチュエーションを学ぶことができます。
ドラマを観るということが「多聴」になるので、単純に良質なネイティブ音声で圧倒的な学習量を確保でき、自然と英語耳を鍛えることができます。
アメリカ流のジョークを学んだ
「Friends」では常にギャグやジョークが出てくるので、アメリカ流のお笑い?や皮肉っぽい表現もたくさん学ぶことができました。さまざまなシチュエーションを通して、何百個ものジョークを「Friends」では聞くことができ、比較的にわかりやすいものも多いです。
今まで外国人が笑うタイミングでなんとなく理解したように合わせて笑っている人など、「Friends」を通して英語のジョークを理解する練習ができます。
スラングも学べる
「Friends」では結構なスラングや下ネタなどけっこう多く出てきます。特にベッドシーンも多いので、下ネタ?もかなり出てきます。そして、スラングや下ネタと言えど、世界共通なので、一つの文化として海外ドラマを通して学んでおくべきだと私は思っています。
若干古い表現もありますが、基本的に今でも使われているものばかりです。
"友情"とは何かを考えさせてくれる
こちらは英語とは少し関係ないかもしれませんが、「Friends」に登場する6人を見ていると"友情"とは何かと考えさせられます。時には喧嘩もしますが、さまざまな困難や辛いことを一緒に乗り越え、楽しいことは共有する姿を見ることで、身の回りの当たり前に感謝できるようになりました。
また、年を取るという人間の最大の発明に対しても「Friends」を観てからよく考えるようになり、今周りにいる人や考え方は今しか経験できない貴重な時間だと言うことも教えてくれます。
なんだかんだこれが「Friends」を好きになった理由で、最終回はマジで卒業式の日のような感覚になりました(笑)
「Friends」を観る方法
最後になりますが、ここでは「Friends」を観るいくつかの方法を紹介します。
Huluで観る
「Friends」は動画視聴サービス「Hulu」で観ることができます。月ごとに視聴可能なシーズンが制限されていますが、少しずつ観る分には問題ありません。具体的には、奇数の月には、奇数のシーズンが、偶数の月には偶数のシーズンが視聴できます。例えば、5月だったら、奇数シーズンのシーズン1、3、5、7、9のみが視聴できます。
そんな制約がある「Hulu」ですが、海外ドラマで英語を勉強するなら、1番安価なツールです。「Friends」観れない月があったとしても、他にもたくさん英語を学べるドラマがあるので、そんな時は同時平行で観るといいかもしれません。
月額933円でたくさんのドラマや映画を観ることができるので、たくさん利用する方にとってはとても安い金額だと思います。
また、今なら2週間無料のお試し期間があるので、その期間で「Friends」の1シーズンを全て視聴できるかもしれません。完全に無料でできるのでまずはどんなものか、「Hulu」で無料会員登録をしてレベルチェックしてみてください。
Netflixで観る
「Netflix」でも「Friends」は視聴可能で、私はこちらを利用しています。「Netflix」では「Friends」の視聴制限が無く、好きなだけ観ることができるので、「Friends」を観る場合はこちらをオススメしていますが、残念ながら今年2019年いっぱいで配信終了してしまいます、、。
本当は2018年で終了するはずでしたが、ファンからの熱い要望により、Netflix社が1億円払ってもう1年引き伸ばしてくれました。なので「Netflix」で観たい方は今のうちです。
DVD/Blu-ray
もちろんDVD/Blu-rayからでも視聴することができます。嬉しいことに「Friends」は放送されてからだいぶ時間が立っているので、DVDやブルーレイがAmazon上で昔に比べてかなり安くなっています。
こちらの方法で観るメリットとしては電波のないところでも視聴でき、配信終了などの危険がないことです。
価格については、シーズン1で約1,000円程で、ブルーレイの場合、全10シーズンのコンプリートセットだと8,000円程で、相当安いです。「Friends」だけを観るならこちらのオプションの方が断然お得ですね。
私は「Friends」にどハマりで大好きになってしまったので、遅かれ早かれこちらのコンプリートセットを買う予定です(笑)
「Friends」でネイティブ英語を学ぼう!
いかがでしたか?今回はとにかく、ドラマ「Friends」の魅力や英語学習の効果について語ってみました。まずは軽い気持ちで、観始めることをオススメします。
もしかしたら最初はそこまで面白いと思えないかもしれないですが、続けていくうちにどこかのタイミングで必ず感情移入できる作品なので、必ず楽しむことができるはずです。英検1級を持っていて、海外に住んでいる私でもたくさん学べる最高のドラマなので、心の底から皆さんにオススメします。
「Friends」の感想などコメント等で聞かせてください^^