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ブリティッシュコロンビア大学 (バンクーバーキャンパス)での留学生活を現地から紹介

こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。

今回はブリティッシュコロンビア大学 (University of British Columbia - Vancouver Campus)、バンクーバーキャンパス正規生として1年間通っていたChisaさんをゲストとしてお招きして、学校紹介をしていただきました。

進学・編入にあたってのアドバイスを実際に通っている現地の学生目線から聞いてみました。ブリティッシュコロンビア大学(バンクーバーキャンパス)に留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

自己紹介

こんにちは!大学1年生にあたる2016年から2017年までの1年間、University of British Columbia - Vancouver Campus(以下:UBC)に正規留学していたChisaです。

前回は、UBCのもう1つのキャンパス、オカナガンキャンパスについて書かせていただきましたが、今回はメインキャンパスにあたるバンクーバーキャンパスでの学生生活について、体験談やアドバイスなどを共有していきたいと思います。

オカナガンキャンパスに興味のある方はこちらの記事もぜひチェックしてみてください!

University of British Columbia 概要

UBCは、カナダの最大都市の1つ、バンクーバーに位置しています。Undergraduateだけで約4万6000人在学し、敷地面積も大変広く、オカナガンキャンパスと比べて全体の規模が大きいのが特徴的です。

アカデミック面では、1万個以上のリサーチプロジェクトに投資をしており、企業やコミュニティを対象にしたものだけでなく、地球全体を良くする研究が促進されています。又、世界大学ランキングでは毎年上位にランクインし、カナダの首相も数々輩出した名門校と言われています。

UBCOの特徴

  • 1908年設立の歴史ある大学。
  • カナダの首相、ノーベル賞受賞者、オリンピック選手などを数々輩出。
  • 敷地面積が広い為、バス停から寮まで歩いて20分かかることも。
  • 学生全体の約27%が140ヵ国以上からの留学生。
  • 海と森に囲まれたキャンパスの地形を生かし、数々のプログラムの中でも自然科学、森林学、地学等が世界的に有名。
  • キャンパスが小さな街。スーパー、植物園、博物館、ビーチ等なんでも揃っており、キャンパス内はバスで移動可能。
  • ローズガーデンや人類博物館はバンクーバーでも有名な観光地。

基本データ

規模 大規模
年間授業料 $41,500 CAD - 53,000 CAD (学部による)
学校の種類 4年制総合大学
性別 共学
宗教 無宗教
留学生対象奨学金
条件付入学
人気の専攻 医学、心理学、経済学、法学、工学関連
立地環境 都会
認可・認定 AACSB, CEAB, CPA 等
治安
滞在オプション 寮、シェアハウス、学生アパート

必要英語力(学部入学)

IELTS: 6.5 (全科目6.0以上)TOEFL iBT: 90 (R:22 L:22 S:21 W:21以上)

 

アカデミックプログラムや認定プログラム

UBCは20以上の学部と150以上の学位プログラムを設けており、音楽から医学まで『UBCで学べないことはない』と言っても過言ではないほど、幅広い分野を専門的に学ぶことが可能です。サステナブルをテーマとした研究に特に力を入れて投資をしていることから、森林科学や海洋学など自然を保護する研究ではかなり成果を上げています。

理系に限らず、文系分野も高く評価されており、Sauder School of BusinessというビジネススクールはAACSBという国際的な機関から認定を受け、他に心理学もカナダの公的機関(CPA)から認可されています。オカナガンキャンパスと比べると、プログラムの数や種類はバンクーバーキャンパスの方が圧倒的に多いですが、『Cross-campus registration』を申請すると自分の所属していないキャンパスのクラスを最大5コマ受講することができます。

ESLプログラム

UBCにはESL必須の条件付き入学プログラムが2つあります。1つがUBCの中にある語学学校(English Language Institute)のEnglish for Academic Purposes (EAP)というESLプログラムです。授業は一般的なESLと変わらず、Reading, Listening, Writing, Speakingの4つのみですが、かなりレベルが高く設定されており、8週間のプログラム期間以内に全て合格すると入学に必要な英語力が免除されます。プログラムの詳細は下記のリンクを参考にしてみてください!

https://eli.ubc.ca/programs/english-academic-purposes-oncampus

2つ目が、Vantage One Programです。このプログラムはUBCの1年生に値し、11ヶ月のプログラムを修了後、2年生に正規生として編入することができます。「Arts」「Science」「Engineering」から学位プログラムを1つ選び(2年目に転部する人もいます)、あらかじめ定められている1年生の必修科目と、追加でWriting等の英語の補助を目的としたESLを取る仕組みになっています。こちらも下記にリンクを貼っておきます!

https://vantagecollege.ubc.ca/program-overview

学費と奨学金

年間の授業料だけで平均約400万円はかかると言われていますが、学部によって単位の取得数が変わるので、学費も最大で約100万円程違ってきます。それに加えて留学生の学費はカナダ人生徒のより3倍高く設定されており、キャンパス内外でアルバイトをして生活費だけでも自分で負担する留学生も少なからず見受けられました。基本、日本人に発行される学生ビザは労働可能ですが、大学の勉強で忙しく働けない生徒もたくさんいます。その場合は留学生を対象にしている返済不要の奨学金を取ることを目指してみるのもいいかもしれません。(生徒数が多いので、競争率高めですが、、)

入学時に申請できる奨学金が2つ、入学後に申請できるものが3つあり、成績の他にキャンパス内外での活動の成果や教授からの評判等で判断されます。

学生サービス

キャリア面でのサポートは手厚く用意されています。一般的なキャリアアドバイザーとのカウンセリングもそうですが、何より大学で開催される『Networking Events』ではたくさんのコネクションを広げられることができます。私は、オカナガンキャンパスでしかそういったイベントは参加したことがないのですが、バンクーバーキャンパスでは、数々の大手外資系企業や日本からも日本人生徒を求めてUBCへ足を運ぶことで有名です。その他にも、LinkedInの有効的な使い方やCVの書き方など、カナダの”就活”に必要なワークショップも定期的に開かれています。

ブリティッシュコロンビア大学留学について質問!

ブリティッシュコロンビア大学での留学生活をChisaさんに質問して聞いてみました。

なぜブリティッシュコロンビア大学を選んだのですか?

バンクーバーという土地に馴染みがあったからです。高校生の時に1年間、バンクーバー島へ留学し、大学でも第二の故郷であるカナダで学びたいと思ったのがきっかけです。実際にUBCへ足を運んでキャンパス内も見学し、歴史ある建物と国際色豊かな生徒たちに魅力を感じました。

授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?

大学1年目は社会学、心理学、経済学の他に、必須科目であったEnglishなどを取っていました。経済学は毎週のquizと大きな試験3つで成績が決まりましたが、他の授業は試験以外にも、レポート作成が成績の3割ほどを占め、論文を分析する機会がたくさんありました。

特に1年生では各分野の基礎を学ぶので、正直自分の興味のないトピックを学ぶときは気が重かったですが、そのおかげで自分の得意不得意を短期間で知ることができました。勉強はとても大変でしたが、朝5時まで友達とピザを食べながらテスト勉強をしていたのはいい思い出です。

週末はどこで遊ぶのですか?

入学してすぐの1学期だけダンスサークルに所属していたので、毎週3時間程踊っていました。それ以外は基本寮のラウンジで友達と勉強していましたが、バスで30分ほどにあるダウンタウンやKitsilanoと呼ばれるエリアでショッピングをしたり、美味しいアジア系のご飯を食べに行ったりしていました。長期休みには、バスで3~4時間かけてシアトルへ遊びに行ったり、国境問わずに遊べる場所はたくさんあります!

日本人は何人くらい?

日本人は約200人程在籍していると言われています。正規留学生以外にも、日本全国の大学から交換留学生としてUBCに来るので、日本語を話している生徒はキャンパスでもよく見かけました。

留学当初と比べて英語力は上がりましたか?

とても上がったと思います。オカナガンキャンパスへトランスファーした時はスピーキングが上がりましたが、大学1年目は、リーディングのスピードが格段に速くなりました。取っていた授業が社会学や心理学だったので、短時間でたくさん論文を読んでレポートを書いた経験が英語力の向上に繋がったと思います。

大学のご飯は美味しい?

美味しいです!キャンパスが本当に大きいので、一般の方もよく利用するレストランがたくさんあります。個人的に、『Mercante』というピザ屋さんがおすすめで、ピザはもちろんですが、ティラミスやコーヒーなど、どれもとても美味しいです。基本、3食全てキャンパス内で食べていましたが、飽きることはなかったです。

寮生活?ホームステイ?

1年生であれば国籍関係なく、ほとんどの学生が1年生用の寮に住みます。UBCには、1年生専用の寮が3つ(Totem Park, Orchard Commons, Place Vanier)あり、私もその中のTotem Parkという寮に1年間住んでいました。寮によって、部屋の間取りは様々ですが、私の場合、1つの部屋を2人でシェアし、フロア共同バスルームを女子生徒20人ほどで使っていました。寮ごとにユニークなイベントがたくさんあるので、友達も作りやすいです!

カナダは大麻が合法ですが、治安は大丈夫ですか?

治安はとても良いです。UBCでは大学内でも、決まりを守れば大麻を吸うことができます。ダウンタウンに行くと、よく大麻の匂いがしますが、吸っている人が襲ってくることもありませんし、1人で歩いていても全く問題ないです。かといって、全ての場所が絶対に安全ではないので、行かない方がいい場所も把握しておくことが必要です(例:チャイナタウン)!

まとめ

いかがでしたか?今回はブリティッシュコロンビア大学バンクーバー校に留学していたChisaさんに、留学生活の様子をシェアして頂きました。カナダ留学やUBCへの進学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。

今回ご協力してくださったChisaさん、ありがとうございました!

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