こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。
今回はサウスダコタ州にあるダコタ州立大学(Dakota State University)を卒業されたSunnyskyさんをゲストとして招き、大学紹介をしていただきました。ダコタ州立大学に留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです
Contents
自己紹介
サウスダコタ州にあるダコタ州立大学(Dakota State University)に通っておりました Sunnyskyです。 日本の短期大学を卒業し、その後編入学という形でLiberal Arts で学びました。 私が留学していたのはもう25年も前になります。卒業してから12年後に夫と娘を連れて母校を訪れ、お世話になった先生との再会も果たしました。 あれからまた12年以上が経ちましたが、米国留学は本当に貴重な体験であり、 人生の生き方や考え方に今でも大きく影響しています。今回は私の母校であるダコタ州立大学についてご紹介します。
Dakota State Universityについて
アメリカ中西北部サウスダコタ州のマジソン(Madison)という小さな町にある 州立大学です。ちなみに、別の街にS.D.S.U(サウスダコタ州立大学)もありますが、D.S.U.とは違います。
Madisonの人口は約7500人で、Sioux Falls(スーフォールズ)という街(空港もあります)から車で約1時間の所にあります。学校の周りはもう大草原です。 冬は-30度前後は当たり前で、バナナで釘が打てますし、鼻毛(下品ですが)も凍ってしまうくらいです。
大学の特徴
- 大学は、教育学部(教員養成)として1881年に創立されました。
- ビジネスインフォメーションやコンピューターサイエンス、プログラミングやマーケティング専攻が人気。
- IBMの指定校。
- 学生が使えるコンピュータなど最新の技術が取り入れられています。
- キャンパス周辺にはショッピング、レストラン、娯楽施設が混在しています。
- 湖では釣り、水泳、キャンピングなどができます。
基本データ
規模 | 小規模(学生数約3000人) |
授業料 | $4371.00~$5906.25(15単位) |
学校の種類 | 4年制総合大学 |
性別 | 共学 |
宗教 | 無宗教 |
留学生対象奨学金 | 有 |
条件付入学 | ESL無 |
立地環境 | 郊外 |
人気の専攻 | Business, Science |
必要英語力 | TOEFL iBT: 71, IELTS: 6.0(全セクション5.5以上) |
治安 | 良 |
滞在オプション | 寮、学生アパート |
ESLプログラム
私の場合はTOEFL500(そのころはiBTやPBTなどはなかったです。)に満たなくて、 個人的にESLのような形で先生が付いてくださり、数か月後の Michigan Testというものを受けてパスしたので、正規授業を受け始めました。
パスするまでは、あまり英語力の必要ない芸術系のクラスや数学(College Algebra)、あとはネイティブの生徒でも英語力が少し弱い生徒が受ける、Writing Reading のクラスを取っていました。 実はこのWritingのテキストは今でも時々活用しています(笑)
学費と奨学金
私がいたころは、全て合わせても100万円いかなかったような気がします。それでも外国人ということでアメリカ人の学生より高かったです。あれから25年も経っていれば、物価や学校のシステムもかなり高度になって学費が上がるのは仕方がないのかもしれませんね。でも正直田舎で何もありませんし、州立大学なのにこんな高額になっているのにはびっくりしました。
奨学金は、高校のGPA、SATやACTなどスコアや成績によって、いくつかのスカラシップ制度があるようです。
また、私の場合は週2~3回、ランチタイムにカフェテリアでバイトをしていました。もちろんランチも提供して頂けるので、食費の節約になりとっても良かったです。また、ウィークデーは寮生活をしていても週末実家に戻る学生もいるので、そういう人は週末にバイトをしていました。飲食店でのバイトが多かったように思います。
ダコタ州立大学での語学留学について質問!
Dakota State Universityでの留学体験をSunnyskyさんに質問して聞いてみました。
なぜDakota State Universityを選んだのですか?
私はもともと日本の短大に通っておりました。その時の助教授とD.S.Uの先生が知り合いで、私が米国留学を希望していたこともあり、紹介して頂きました。短大時代にTOEFLも受け、短大卒業後に留学を決めました。
場所は特にこだわっておらず、学費も田舎で州立なので、短大の一年分より安かったのが一番の決め手です。英語は好きだったものの、話す聞くに関して全くダメ、都会に行く勇気もなく、私によって理想的な環境であったDakota State Universityに決めました。
大学や街の雰囲気は?
私は下見もせず、ぶっつけ本番で行きました。あまりにも田舎、西部劇?大草原の小さな家しかない風景には驚愕でした。
また、その当時は外国人(アジア人)が珍しかったのか、ジロジロ見られるし、英語は下手くそだったので、本当に途方に暮れる忙しい毎日でした。
“アメリカ人はフレンドリー”というイメージをもって、留学したものの、地域によっては(特に中西部)、本当に外部の人を受け付けないのだなということを知ったことも、留学においての学びの一つでした。差別心と言うよりもアジア人というだけで珍しがられるので、様々な人種がいる都会での学生生活とはまた違ったものだと思います。
勉強は大変?
勉強は本当に大変でした。とにかく各科目の課題の量が半端なかったです。私の場合は課題をする前に、教科書等を読むのが本当に大変で、ほとんど毎日徹夜でした。
また、コンピューターに強い学校だったので、プログラミングのクラス等もいくつか受けたのですが、本当にちんぷんかんぷんでしたが、周りの助けをもらいながらも、プロジェクトも何とか完成できた時は本当に自分でも感動しました。
とにかく“変な日本人学生”と思われても全く気にせず、どんどんそこらへんにいる学生や先生に助けを求めていました。アドバイザーの先生'日本の短大の助教授と知り合い)はインターナショナルな考えを持っている気さくな先生だったので、その先生が他の先生にも私の事を色々と頼んでくれていたようで今でも本当に感謝しています。
週末などはどこで遊ぶのですか?
私の場合はほとんど週末は勉強に費やしておりました。 それでも全く追い付かず、とにかく泣きながら勉強していました。 学校があるMadisonは本当に小さな商店街しかなく、当時はビザハットとタコベルとマックが あるくらいでした。
学校紹介の所にも書きましたが、Sioux Fallsという都市が車で1時間(大草原通りを走る)のところにあります。 そこには、モールやレストラン、映画館等もあるのでたまにお出掛けしていました。
それ以外は本当になにもないところです。誘惑もないので落ち着いて学ぶにはある意味良い所でした。 ただ、絵に描いたようなアメリカの大学キャンパスライフ、素敵なかっこいい留学生活を望んでいる方には、絶対にお勧めしません。 しかし、古き良きアメリカ、そしてサウスダコタ州はインディアンでも有名な地域ですので、そういった意味では、ほぼ観光で行くこともないであろうアメリカを体験をするには素晴らしい地域です。
日本人は何人くらい?
私が留学していた時は、日本人の方が2人居ましたが、すぐ別の地域にトランスファーされてほとんど交流はなかったです。最新データ上では、現在25か国以上から100人近い留学生がいるようですが、そこに日本人が何人いるのかは不明です。
留学期間中は日本語を一切遮断し、集中して英語を学ぶには最適な場所だと思います。
寮生活?ホームステイ?
私は寮生活でした。1年目は、女子寮でルームメートがいました。最初は相手の子も戸惑っていましたが、最終的には仲良くなることができました。2年目は、上級生が入れる寮で1人部屋で生活。色々な面で気遣いが不要になって良かったです。
2年目ともなると私もだいぶ慣れてきたことや、周りの学生や寮の人達も、私がアジア人でも全く気にせず、フレンドリーに接してくれました。
まとめ
いかがでしたか?今回はサウスダコタ州のダコタ州立大学に留学していたSunnyskyさんに、留学生活の体験をシェアして頂きました。ダコタ州立大学やアメリカで比較的学費の安い大学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。
今回ご協力してくださったSunnyskyさん、ありがとうございました!