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speak / tell / say / talk / chat / chatterの意味の違いとは?使い方を解説

こんにちは、Rei(@reimatsuda7)です。

今回はspeak / tell / say / talk / chat / chatterの意味の違いを解説します。違いを理解して、これらの単語を上手く使い分けできていますか?

一見するとどれも似ている単語ですが、それぞれニュアンスが異なり、シチュエーションによって正しく使う必要がります。

Contents

speak / tell / say / talk / chat / chatterの意味の違い

speak / tell / say / talk / chat / chatterの違いについて、はっきりと説明することができますか?
これらの単語の使い方を見分けるポイントは3つあります。

・相手とのやりとり想定されているのかどうか。
・内容と聞き手のどちらにフォーカスするのか。
・内容は真剣なのかくだけたものなのか。

この3点に着目した上で、それぞれの意味を確認してみましょう。

speak: 一方的に言葉を発する行為のこと。
tell: 人に情報を伝えることを表し、相手にフォーカスする。
say: 人に情報を伝えることを表し、内容にフォーカスする。
talk: 2人以上で言葉のやりとりをすること。
chat: くだけたおしゃべりをすること。
chatter: くだらない、つまらない話をペチャクチャとすること。

speakの意味・使い方

speakは、必ずしも聞き手のいるやりとりというわけではなく、単に声を出す「言葉を発する行為」に焦点を当てた表現です。

Only man can speak.
 (話せるのは人だけだ。)

 

上の例文からもわかるように、「何を話すか」よりも、「口から音・声が出て行く」瞬間に着目した言い方となります。

“speak French”など、話す言語を説明する際にもspeakが使われます。

tellの意味・使い方

tellは「人に何か情報を伝える」というニュアンスをもちます。例文を見てみましょう。

 Please tell me when you leave Japan.
(いつ日本を去るのか教えてください。)

tellを使う場合には、やりとりではないものの、伝える相手が非常に重要視されます。

このため、tellの後には”tell you” や“tell me”など、伝える対象となる人物が置かれる場合が多いです。 伝える相手がセットで使われない場合としては、”tell the truth” や “tell a lie”などの慣用表現があげられます。

ちなみに、tellには「伝える」という意味だけではなく、「わかる」というような意味でも使用されます。

I can tell how much you like it.
(あなたがどれほどそれを好きかわかるよ。)

“I can tell(断言できる)”という意味から「わかる・確信する」というニュアンスを含んでいることがわかりますね。

sayの意味・使い方

sayは、伝える内容にフォーカスした動詞で、必ずしも口頭ではなく文字などの視覚情報による伝達を表す場合も多いです。

She said that she lived alone with her mother.
(彼女は母親と2人だけで暮らしていると言った。)

例文からも分かる通り、「誰に伝えているか」は重要ではなく、彼女の話している内容に重点が置かれています。

 Your face says how much you like it.
(あなたの顔を見ればどれだけそれが好きかわかるよ。)

こちらの例文は、sayが耳ではなく目から入ってくる情報に対して使われている例です。
このように「あなたの顔が言っている」→「あなたの顔を見れば分かる」というようなニュアンスで使われることもあれば、newspaperやletterが主語となり、「〜に書かれている」という意味で使われることもあります。

talkの意味・使い方

talkは、相手のいるやりとりを示す際に使われます。また、「内容のある真剣な話をする」という意味合いを含んでいます。

Let me talk with you about a problem I have.
(私の抱えている問題について話をさせてくれないか。)

例文から分かるように、一方通行の伝達ではなく相手と「話し合う」といった意味があります。また、改まった真剣な会話であることも感じ取れますね。

chatの意味・使い方

chatはくだけたおしゃべりを表します。

I'd like to stay and chat, but I've got a meeting to go to.
(もう少し話をしたいんだけど、行かなきゃならないミーティングがあるの。)
この例文からも、特に何か重要な話題があるわけではなく、単に雑談としてのお喋りを示していることがわかりますね。

chatterの意味・使い方

chatterは、chatよりもネガティブな意味で使われます。単なるおしゃべりというよりも、ペチャクチャとくだらない話をしている、というような意味合いをもちます。

The two were chattering away over their coffee.
(2人はコーヒーを飲みながらぺちゃくちゃ話していた。)
主語は必ずしも人間でなければならないわけではなく、鳥や猿などが鳴いている時にも使用される単語です。

まとめ

最後に、speak / tell / say / talk / chat / chatterの意味の違いをおさらいしてみましょう。

speak: 一方的に言葉を発する行為のこと。
tell: 人に情報を伝えることを表し、相手にフォーカスする。
say: 人に情報を伝えることを表し、内容にフォーカスする。
talk: 2人以上で言葉のやりとりをすること。
chat: くだけたおしゃべりをすること。
chatter: くだらない、つまらない話をペチャクチャとすること。

ポイントは、3点ありました。

・相手とのやりとり想定されているのかどうか
・内容と聞き手のどちらにフォーカスするのか
・内容は真剣なのかくだけたものなのか

こちらの3点に沿ってそれぞれの単語を見てみると、

・speak/tell/sayは一方的な場合にも使われ、talkは相手とのやりとりを示す。
・sayは内容に、tellは相手に焦点を当てる。
・talkは真剣な内容を、chatやchatterはくだけた内容を示す。

このような違いがあったことがわかります。違いに注目して、自分の伝えたい内容によりふさわしい表現をピックアップして使うことができると、よりメッセージが伝わりやすくなりますね。

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