英字新聞「The Japan Times Alpha」が英語学習にオススメな理由とは

こんにちは。ニューヨーク州立大学に正規留学しているReiです。

みなさん英字新聞使っていますか?
英語学習者の方なら、英字新聞を読む姿に一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?

聞くところによると、英字新聞という言葉に対して「難しい」とか「レベルが高い」など手強いイメージを持っている方が多いようです。なかなか手が出せなかったり、英語だけでよくわからずすぐにやめてしまった、そんな方も少なくないのではないでしょうか。

でも安心してください。初心者の人でも始めやすい英字新聞や自分のレベルやニーズに合ったものを購読することで、英字新聞は英語学習において最強の教材になります。

今回紹介するのは週刊の英字新聞The Japan Times Alphaです。

私は日本にいた時に、2年以上定期購読していましたが、英検1級に合格したりIELTSのW・Sで7.0を取得できたのはこの英字新聞のおかげです。アメリカにいる今でも英字新聞を読むことで得た知識を使うことがあります。

そこで今回の記事では、

  • The Japan Times Alphaの特徴
  • 英検やTOEICなどの試験対策には使える?
  • 効果的な使い方 (継続する方法)
  • 定期購読するメリット

などにフォーカスを当てて記事を書きました。英字新聞を学習に一環に取り入れたい方や英語で教養を身に付けたい人にとってこの記事が役に立てれば嬉しいです。

英字新聞「The Japan Times Alpha」とは?

「 The Japan Times Alpha」はもともと1951年に「Student Times」として創刊されました。その歴史は長く、60年以上にも渡って英語学習者に愛され続けています。

そして2018年7月に「The Japan Times ST」から「 The Japan Times Alpha」へ改称されました。 Alphaには「初めの一歩」「最も明るく輝く星」という意味があり、読者の方が一歩踏み出す手助けをして人生を輝かせて欲しいというメッセージが込められています。

まさに「 The Japan Times Alpha」は英字新聞を始めるための最初の一歩としてふさわしく、まさに「英語学習者のための英字新聞」だと言えます。

時事英語を大量にインプットし、リアルな世界で通用する英語を身につけることをコンセプトにしており、ニュースだけでなく、英語学習のトレンドにも敏感です。また、入試や資格試験以外にも通訳やビジネスの場でも通用する英語力を養うこともできます。

「 The Japan Times Alpha」概要
  • 発売日: 毎週金曜日
  • 価格: 1部300円・定期購読1132円/月
  • ページ数: 24ページ

対象レベル

「The Japan Times Alpha」は英字新聞の中でも比較的に取り組みやすく、一般的な位置付けは初心者向けですが、むやみに手を出すのは危険です。また、英語上級者の方でも初心者向けという言葉を聞いて自分には物足りないだろうと思うのもかなりもったいないのでここでは「The Japan Times Alpha」を楽しめる人の特徴を解説します。

ちなみに私が英字新聞「The Japan Times Alpha」を使い始めたのはTOEICで620点を取得し、英検2級に合格した直後でした(その時はまだST)。私がそのタイミングで始めた理由は、英検2級を合格してある程度時事的な内容の英文を読めるようになったからです。

個人差もあると思いますが、「The Japan Times Alpha」を始めるレベルの目安は英検2級・TOEIC500~の方だと思います。準2級でも良いとは思いますが、私の場合はまだ難しく感じてしまいました。また英検準2級以下やTOEIC400点代の方はまだ英文法や頻出単語などの土台作りに専念する時期だと思っています。

英検2級合格から「The Japan Times Alpha」の定期購読を始めた私ですが、その後に英検準1級、英検1級、TOEIC920点、IELTS7.0を達成し、その後もアメリカの大学へ進学するギリギリまで読み続けました。

初心者向けとい言われている英字新聞でも、時事英語なので英検準1・1級レベルの単語もバンバン使われており、普通に勉強になりました。また、ニュースを英語で知識として取り込むことで、教養のある大人な会話も英語できるようになるので中上級者の方にもオススメできる英字新聞です。

なので対象レベルは英検2級・TOEIC500点以上をお持ちの全英語学習者です!

「 The Japan Times Alpha」の特徴

ここでは英字新聞「 The Japan Times Alpha」の特徴を紹介します。

日本語の注釈付き

英字新聞が挫折しやすい大きな理由の一つは、「知らない単語が多すぎて読む気を無くしてしまう」だと思います。でも、「 The Japan Times Alpha」では少し難しい単語や表現には意味や解説が入っています。これにより辞書を読む手間が省けるのでより効率的にストレスなく学習できます。

また、重要な記事には日本語訳も付いているので、英文を読んでしっくりこない場合は訳を見て意味や文脈を確認することができます。

文法解説が絶妙

文法解説をしてくれるコーナーがあり、重要ボキャブラリーや押さえるべきポイントがしっかりとまとめられています。また、文法解説は実際の記事中に出てきた構文や文法事項を扱うので、どの場面で使えるのかイメージしながら学ぶことができます。また、文法のチョイスも絶妙で、よく日本人が間違えやすいようなものが多い印象です。

学習エクササイズが充実

「 The Japan Times Alpha」ではニュース以外にも、TEOIC対策の問題、英文法、ボキャブラリー、英作文、スピーキングなどの英語力を上げるためのエクササイズがたくさんあります。特に英作文では言えそうで言えないような英文が課題として出され、次週に丁寧な解説と回答を見ることができるのでとても勉強になりました。

コンテンツが多彩 

コンテンツも充実しており、公開前の洋画の台本を読んで英語を学ぶコーナー、英語のクロスワード、英語での星座占いや心理テストなど楽しい要素もたくさんあります。そのほかにも季節ごとのコンテンツなど、意識ぜずに楽しみながら学ぶことができます。

ニュースが分野ごとに読める

「 The Japan Times Alpha」ではニュースが、「NATIONAL」、「WORLD」、「BUSINESS&TECH」、「SCIENCE&HEALTH」、「ENTERTAINMENT」と分かれており、興味のある記事を簡単に見つけつことができます。

他の英字新聞を試したことがありますがAlphaが1番きれいにカテゴリ分けされていて、見やすいと思います。例えば、TOEFLなどでサイエンス系の背景知識や表現が必要になった場合は「SCIENCE&HEALTH」の記事を集中して見ることで効率的に学習できます。

記事にレベル表示がある

記事にはそれぞれ目安のレベルが付いており、EASY (TOEIC550未満)、INTERMIDIATE (TOEIC550~800)、ADCANCED(TOEIC800以上)となっています。TOEICのスコアを目安に自分のレベルに合った記事を読むことができます。

しかし数字にとらわれずに気になったり、得意な分野の記事はたとえ自分のレベルより高くてもどんどん読むようにしてください。私の場合は科学系の記事はEASYレベルでもあまりピンとこないことが多いのですが、ビジネスや国際情勢などの興味のある分野はまだ英語力がそこまでなくてもADVANCEDの記事でも十分理解することができました。

あくまでも参考程度で、そこまで気にする必要はありません。

ウェブサイトに全訳が掲載 

「The Japan Times Alpha」の公式ウェブサイトでは記事の全訳を見ることができます。新聞上に訳がなくてもこちらで確認することができます。この機能は定期購読をしなくても、無料会員登録のみで利用できます。また、無料会員の方でもウェブ上で月に5本までニュース記事を読むことができます。

受験や試験対策には使える?

早速結論ですが、超使えます。冒頭でも言ったとおり、私が留学ナシで英検1級合格やIELTS7.0を日本で達成できたのは英字新聞が大きく関わっています。ここでは資格試験や受験でどのように効果があったのか紹介します。

英検準1と1級対策にピッタリ

個人的に「The Japan Times Alpha」の文章は英検の対策にかなり有効だと思っています。パス単準1・1級に載っている単語もよく見るので、復習や単語の定着を意図せずにすることができました。また、国際情勢や政治、環境問題などの社会的なトピックを大量に読むことで、英検の英作文や二次試験のスピーキングで扱われる幅広いかつ高度なトピックにも対応できました。

実際に私が英検1級に合格した2017年第三回のライティングのトピックは、「日本はアメリカとの関係を再考査すべきか?」というかなり抽象的で比較的難しいものでした。しかし「The Japan Times Alpha」で日頃から情報収集していたので、3つのトピックセンテンスを一瞬で思いつき、論理的かつ事実に基づいた説得力のあるエッセイを書くことができ、31/32点という高得点を取ることができました。

ちなみに私のトピックセンテンスは、その時旬だった「TPP離脱」、「沖縄駐留米軍の費用問題」、「アメリカの貿易赤字で理不尽な政策」について書きました。「The Japan Times Alpha」を読んでいなかったらこのようなことを英語で説明できなかったと思います。

特に英検では2018年第一回のライティングでも2020年東京オリンピックがトピックになったりと、旬なニュースが使われることが多く、日頃から英字新聞などで時事に関する知識を蓄えていないと撃沈します。

「The Japan Times Alpha」と、英検準1級以上の単語が頻出です。合わせて単語帳を使うことで、英字新聞を楽しみながら英検対策も出来き、一石二鳥です。

私は英字新聞を更に楽しく、スラスラ読むために、パス単準1級を使って単語学習しました。Alphaに出てくる単語がたくさん載っているので効率よく学習できました。

こちらも合わせて購入することを強くオススメします。

IELTS&TOEFLのスピーキング・ライティング対策も

英検以外にも「The Japan Times Alpha」ではIELTSやTOEFLの対策、特にスピーキングやライティングで有効だと思います。英検同様、こちらのライティングやスピーキングのトピックでも社会情勢、環境問題、テクノロジー、歴史、アートと本当に幅広いトピックが扱われます。

私はIELTSの幅広いスピーキングのトピックに対応するために「The Japan Times Alpha」を使って自分の興味以外にもさまざまな記事を読み、知識をつけていました。また、気になった表現やライティング。スピーキングでそのまま使えそうな文などは丸暗記しました。

そのかいあってか日本人では難易度が高いと言われているIELTSのスピーキング、ライティングの両方のセクションで7.0を取ることができました。ちなみにスピーキングのトピックはまさかの「ロボット」でしたが、「The Japan Times Alpha」のおかげで、ドバイ警察が自動運転ロボットかーが導入される話などかなり掘り下げて会話をすることができました(笑)

英作文は英借文と言われていますが、Alphaではそのまま使えるフレーズや文章を盗み放題の宝庫のような場所で、ここで蓄えた知識は将来必ず役に立ちます。

内容が濃い大量の英文に触れることで読解力がUP

「The Japan Times Alpha」では英文の内容が濃く、質も良いのでこのような英文に日常的に触れることで読解力を鍛えることができます。さまざまな分野のニュース英語に触れることで、次第にそのカテゴリ特有の単語の使い方や言い回しなどを感覚的に覚えることができ、これは後に大きな財産になります。

今ではニュースのレポーターが次に使う動詞などを予測できるレベルになりました。ニュース英語を使って学習することは、受験生にとってもかなり有効で、「The Japan Times Alpha」のにあるような記事から問題が作成されていることも多いので、Apphaの英文を読めるようになると大学受験の問題も解きやすくなります。

事実、私の過去の生徒には私が読み終わったST(旧Alpha)を読ませていましたが、それを始めてから赤本の長文の正答率が上がりました。

「The Japan Times Alpha」の効果的な使い方

ここでは「The Japan Times Alpha」の効果的な使い方を紹介します。

情報収集用として割り切る

個人的に「The Japan Times Alpha」は一つの英文にこだわりすぎないで、あくまでも情報収集用として回転よく読み進めていくことをオススメしています。シャドーイングや音読教材としても使うことができますが、ニュース英語のため文章の専門性が高く、音読しても口調が少し硬くなるような英文で書かれているので、音読やシャドーイングの教材としてはより日常的な物を選ぶことをオススメします。

「The Japan Times Alpha」はあくまでも英語で知識を増やし、知っている準1や1級の単語に出会うための場所として私は使用していました。

全部読まなくても良い

冒頭でもお話しした通り、英字新聞は挫折する人が多いです。「The Japan Times Alpha」は、とても魅力的で素晴らしい新聞ですが、実際に購読して継続できるか不安な方もまだいるかと思います。

そんな方に朗報(?)ですが、英字新聞を継続するコツは「全て読もうとしないこと」です。正直、週1で届くとは言っても全て読み切ることは私でも大変です。

実際に2年以上定期購読していても全て読み切ったことは1、2回しかありません(笑)それでも継続できたのは読みたい記事だけ選んでとにかく楽しむことを常に意識していたからです。毎回全部読んで疲れてしまって3ヶ月でやめてしまうより、私のようにつまみ食いしながらでも2年間継続する方が圧倒的に効果的です。

「The Japan Times Alpha」編集長の高橋敏之もインタビュー記事「言いづらい本音「英字新聞は全部読むな」」でも以下のような発言をしています。

【高橋敏之編集長】

極端な言い方かもしれませんが、「全部読むのだけはやめてください」と私はアドバイスしています。毎週、読破しようと思ったらつらくなります。英語力うんぬんの前に時間がないと読破することができないですから。(中略)

それが全部読めれば、理想ですけれども、私としては最初のうちは1000語でいいと思っています。

ですから、8分の1でいい。余裕のある人でも2000語。4分の1ぐらいで結構ですから、まずは興味や関心に合ったものから読んでいただきたいですね。

 

このように自分の好きな記事を読むだけで大丈夫です。もちろん力が漲っている時はどんどん読み倒してくださいね。

オススメは定期購読

「The Japan Times Alpha」を英語学習に取り入れたい方は「定期購読するべきか?」と悩んでいる人も多いかと思います。定期購読をしなくてもコンビニや本屋などで購入することもできますが、個人的には定期購読一択だと考えています。

まずは定期購読することで英字新聞を読むことを強制的に「習慣化」することができます。毎週ポストに届くので、買い忘れや売り切れなどによる学習の中断をなくすことができるので、継続するために努力をせずにすみます。

特に英字新聞のようなものは一度サボるとズルズルと読まなくなる人が非常に多いです。挫折ポイントをいかに排除できるかが英語習得のカギです。

また、金額的にも定期購読をした方がお得です。長く定期購読すればするほど割引額も大きくなり、1日あたり37円という価格で学習することができます。

期間 定期購読 毎回購入した場合 差額
3ヶ月 3390円 3900円 510円お得
6ヶ月 6780円 7800円 1020円お得
12ヶ月 13560円 15600円 2040円お得

2年以上定期購読してどうだった?

最後に2年以上「The Japan Times Alpha」を定期購読した効果を紹介します、

資格試験に役に立った

上で話した通り、英字新聞のおかげで英検、IELTS、TOEICなどの各種資格試験で結果を残すことができました。英語力の工場はもちろんですが、これは試験で扱われる幅広いトピックについて、英字新聞を読むことで背景知識をつけることができたからです。

また、日本にいる間に国連英検も興味本位で受験しましたが、「The Japan Times Alpha」のおかげでC・B級どちらもほぼ満点で合格することができました。

一般教養を身に付けることができた

「The Japan Times Alpha」で毎日時事ニュースを読むことで、日々の出来事に敏感になり、知識も増えました。英語力を爆速で伸ばしてきた私ですが、英字新聞での教養がなければ、英語は話せるけれどあまり内容がない人になっていたと思います。英語でニュースを読むことで、日本の出来事だけでなく、世界情勢も学び、それぞれの問題や出来事に対する自分の意見を英語でも考え、発信できるようになりました。

ニュース英語に慣れた

新聞やニュースで使われる英語にが特殊なルールがありますが、「The Japan Times Alpha」を読み続けることでこれについても学ぶことができました。例えば、ニュースのタイトルや見出しでは過去のことでも現在形が使われます。また、冠詞やbe動詞も省略されるなどのルールも覚えました。

授業やプレゼンで大活躍

「The Japan Times Alpha」で得た情報は授業やプレゼンの際に大活躍しました。高校を卒業してからクラスは全て外国人の先生や教授の元で受けていますが(もちろん英語で)、みんな生徒に喋らすことが大好きで、パブリックスピーキング、アメリカ政治やビジネス思考などの授業では時事的な内容の即興スピーチ、プレゼン、ディベートが多く行われました。そして、ここでも英字新聞でも知識が役にたちました。ただ意見を述べるだけでなく、研究や出来事についての具体的な理由をいつも加えることができたのでより説得のある発言ができました。

英字新聞で教養と英語を同時に高めよう!

今回の記事では英字新聞The Japan Times Alphaを熱く語りました。英語力を純粋に高めるトレーニングももちろん大切ですが、その英語を使って日本の出来事、世界の出来事を発信・意見交換することが英語を学ぶ上での一つのゴールだと言えます。The Japan Times Alphaではその同時を楽しみながら達成できる最高の英字新聞だと思っているので、自信を持ってオススメします!

コメント一覧
  1. アバター Haruka より:

    Reigoいつも見ています。Reiさんの記事はいつも説得力があり、わかりやすいので毎回の記事でとても勉強させていただいています。私はいま英検2級の結果待ちなのですが、この記事を読んで合格したら英字新聞をはじめてみようと思いました^^

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