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英語力を上げるために「質問力」が欠かせない理由とは

 

はじめまして、このサイトReigoを運営しているReiです。

現在私はTwitterで英語の試験結果や英語学習について情報発信をしており、英検1級に合格したあたりからフォロワーがかなり増え、おかげさまで3000人以上のフォロワーを持つアカウントに成長しました。また、それに伴ってたくさんの方から私の英語学習方法や試験の対策方法、留学の質問をDMなどを通して受けるようになりました。

しかし、中にはどう答えていいかわからない質問や返信が難しい曖昧な質問もあり、質問してくれた方にあまり良い回答が出来なかったり、回答する気になれなかったりすることが少なくありません。これは回答者と質問者の双方にとってデメリットであり、ビジネスや日常生活だけでなく英語学習においても大きな障壁になりうると私は考えています。

そこで、今回の記事ではなぜ質問力が英語力アップにとても重要ななのか、質問力を上げるポイントなどを解説します。

この記事では

  • そもそも質問力とは何か?
  • 英語学習において質問力を上げるメリット
  • 良い質問と悪い質問の比較
  • 質問力上げるためのコツ

などにフォーカスを当てて書きました。

効果的な質問をすることで、自分の知りたいことに一直線でたどり着くことができます。これは英語だけでなく全ての学問やビジネス、また日常生活においても成功するための1つの強力なスキルだと思います。

Contents

質問力とは?

質問力とは疑問に思うことやわからないことを人に聞き、あなたの欲しい答えにたどり着くための力です。

私は英語学習の過程で質問力の大切さに気付きました。私は特別頭が良いわけでもなく高校3年生の時期で英検3級に不合格というむしろかなり勉強が出来ない人間でしたがそこから約2年8ヶ月で英検1級に合格することが出来ました。もちろんここまでくるのにたくさん勉強し努力はしましたが、私がたまたま持っていた質問する力が大きく関係していることに質問を受ける側になって気付きました。

英語の講師を塾でしていた経験もありますが、やはり質問力が高い生徒は他の生徒と比べて伸びが全然違います。良い質問をくれると、こちらも心地よく回答できたり、より深い議論ができたり授業の価値も上がりました。

このように質問するときに、その人からいかに有益で自分がまさに欲しい情報を手に入れられるかどうかは質問力にかかっています。

英語学習において質問力を上げるメリット

ビジネスや恋愛など日常生活においても現在話題のスキルの質問力ですが、ここではなぜ英語学習においてもメリットがあるのか解説します。

① 疑問・問題を解決できる

質問力を上げることで相手から自分が欲しかった情報をより手に入れやすくなります。より的確な指示をもらえるということは、目標達成や課題解決など次に繋がります。質問力を上げて自分の欲しい能力を手に入れられるようになると、問題解決能力がぐんと飛躍します。文法をほぼ完璧にしたあたりから、英語に限らず語学を学ぶイコールできないことを潰す作業だと思っています。そして、出来ないことを質問することで答えに近づくことができるので結果的に成長に繋がります。

② プラスαの回答がもらえる可能性がある

質問力が高い人は無駄のなく、知りたいことをピンポイントでまとめた回答を得ることが出来ます。これにより質問を受ける側の負担が減り、さらなる質問やその質問を掘り下げることが出来ます。事実私も曖昧でなく簡単に答えられる質問をくれた方にはもっと情報を付加しようと思う傾向があります。また、相手に考えさせない質問をすることで相手も疲れず、こちらも次に質問する際の精神的負荷が解消されます。気持ちのいいコミュニケーションをすることで思わぬ収穫が期待できるはずです。特に気軽に話すことができない大物に質問する際はこれらのテクニックを使って知識やノウハウをできるだけ盗みましょう。

③ 遠回りせずに成長することができる

自分がこれから経験することをすでに経験している人に聴けるということは素晴らしいことで、そういう人からのアドバイスや失敗談を聞くことでその人よりも早く無駄なく、効果的に目標達成することができます。例えば私の場合、専門学校時代にTOEICの単語帳を学校で購入しましたが、高得点を取得していた先輩にあまりよくないというのと他のオススメの単語帳を教えてもらいました。先輩はそれに気づくまで指定の単語帳を使っていましたが私の場合は先輩のおかげで最初から良い、自分に合った単語帳を使用することができました。結果、先輩がした遠回りを避けることができ、私はその人よりも早くTOEICでより高い点数を取得することができました。先輩や先生などが目標達成するに当たって苦労した点を聞くことで私たちの番でそれを避けることができます。先人にはどんどん質問してより早く、むしろその人たちを追い抜かす勢いで答えを聞き出しましょう。

良い質問と悪い質問の違い

ここでは私が過去に受け取ったことのある質問などを基に良い質問と悪い質問の例を紹介します。さらに細かく言うと有益な回答を得やすい質問と、期待していたものと違う回答を得てしまう可能性がある質問の違いです。まずは悪い質問から見てみましょう。

悪い質問① 「曖昧な質問」

私がよくもらう質問の中で「Reiさんの英語の伸び尊敬してます。よければ勉強方法を教えていただけないでしょうか?」というのがあるんですがいつも本当に困ってしまいます。尊敬していただけてるのも質問をくれるのもすごく嬉しいんですけど質問が曖昧すぎて答えられないのが本音です。なぜなら英語の勉強方法はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングがあり、さらに各分野の中においてもそれぞれ文法や発音などの項目があるので絶対に一言で説明できません。また、このような質問をする人の特徴は自分のやるべきことがわかっていなく、聞けばなんとかなると思っている人が大半ですがそんなに簡単ではありません。その人にとって最良のアドバイスをあげるためには、その人のレベル、現状、環境、目標などを知る必要があり英語力を上げるためには細かい過程があり、自分の位置を知るためには壁にぶつかる前に努力する必要があります。努力した側からするとこのような曖昧な質問をする=口だけで本当の意味でのやる気がないという風に見えてしまうので注意しましょう。

悪い質問② 「自分の立場を明かさないまま質問」

上の曖昧な質問と若干被る部分もありますが、自分の立ち位置を明かさいで質問すると最適なアドバイスや回答が帰ってきません。例えば、「私もIELTSで7.0必要なんですけどどのように勉強して取得しましたか?」などの質問がこれにあたります。先ほどの曖昧な質問と比べて具体的な数値や目標がありますがこれでもまだ最高の回答が返ってくる可能性は極めて低いと思います。なぜなら私が7.0を達成する前の状況とこの方の現在の状況は必ずしも同じ、または似ている訳ではないからです。私の場合は7.0を目指していた時期に既に6.5を持っていて、リスニングが弱いからそこを重点的にトレーニングして目標を達成しました。しかし、こちらの方の場合はその段階で6.0だったりライティングが苦手だったりと違う課題を持っているはずなので自分の現状の立場を明言する必要があります。

悪い質問③ 「1つの正解を聞くための質問」

正解を聞くのはテストや問題集などの答えを尋ねる際にはもちろん重要ですが、学習方法となると話は違います。全ての学習方法には正解はなく、問題には必ず回答が付いているという概念を捨てる必要があります。例えば、「ディクテーションをするべきかどうか?」などの質問です。私は少なからず勉強方法には合う合わないがあると思っています。なのでいくら有名講師がディクテーションが1番のリスニング強化方法と言っても自分に合うか、効果があるかはわかりません。そしてこれは自分自身で一度試す必要があります。私の場合はディクテーションの効果をあまり体感できなかったので一切学習方法に取り入れていませんがシャドウイングの効果はしっかり感じることができました。反対に私の友達はディクテーションでリスニング力を伸ばした方もいます。また、「英検準1級と1級のダブル受験をすべきか?」などの質問も答えがありません。なのでそのような質問には自分で確かめることでしか答えにたどり着けないということを認識しましょう。

良い質問① 「具体的な質問」

ここからは良い質問について紹介します。これは悪い質問の逆で自分の立場をしっかり相手に伝えた上での具体的な質問を指します。例えば「最近受けたTOEICで500点を取得し、リーディング300点、リスニングが200点なのですが、内訳からみてもリスニングが弱くその中でも特にパート3・パート4が課題だと感じています。そこで次回の受験に向けて今回は弱点のパートを重点的に学習したいと思っているのですがパート3・4に特化した教材のオススメやそれを使っての学習方法などを教えていただきたいです。」のような質問だと思います。私は実際にこれとほとんど同じ内容の相談を受けたことがありますが、非常にアドバイスしやすくお互い気持ちの良いコミュニケーションを取ることができました。

少し長くてまどろっこしいのではないかと質問者側は遠慮しがちだと思いますが、曖昧でよくわからない質問と比べたら天と地の差があるので安心してください。また、自分の現状や直近の試験結果のスコア等も合わせて質問すると信用も得ることができます。少なからずその情報からこの人は目標に向かって自分で動いて考えているということがわかるので、返信率が上がったり、応援してくれる可能性もグット上がるはずです。

良い質問② 「相手の意見を聞くための質問」

もし私が、「紙の単語帳とアプリの単語帳どっちがいいですかね?」って聞かれたら「知らんわ」とだけ言って会話を終わらせてしまいます。「自分が使うのだからそれは好みや状況で変わるし、自分の中でしか解決できないでしょ」って私は思います。しかし、「Reiだったら単語帳買うとき紙とアプリどっちを買う?」という質問を投げかかけることで相手の意見を聞くことができます。すると私はきっとこう答えます。「両方です。紙はメインの学習用で、アプリは発音の確認、本が開けないときの聞き流しなどをするためで2つとも効果的に使って倍速で単語を覚える。」意見を聞くことで新しい発見があったり、自分の意識を固めやすくなるはずです。また、先ほど話した通り答えのない質問はいくつも存在しますが、この時に事例をたくさん持つことで自分にとって最適な選択を見つけやすくなります。困ったときは「相手が同じ状況だったらどうするか」という質問をして1つの回答を得ましょう。

良い質問③ 「相手の体験を聞く質問」

意見同様に相手の体験を聞くことで次のステップを踏み出しやすくなります。体験談を聞くことで知らなかった知識が入り、選択肢を増やしたり減らしたりすることができます。例えば語学のセブ島に短期留学に言った人に「英語力はどのくらい伸ばせましたか?」や「レッスンの質や難易度はどうでしたか?」などの質問で相手の体験に触れることができます。繰り返しになりますが、先人と同じミスをせずにどんどん失敗談なども聞いて彼らよりも効率よく生きましょう。

質問力をあげるコツ

ここでは私がいつも意識していることを含め、質問力を鍛えるコツを紹介します。ほとんど労力は使わず手軽に質問の質を上げることができるのでぜひ参考にしてみてください。

質問する前にある程度行動する

ぼんやりとした質問をしてしまいがちの人によくあるのが、初めから質問で答えを求めようとすることです。具体的な質問をし、アドバイスに返答するにはそのトピックに関する背景知識がないと表面的なやりとりで終わってしまいます。例えば、IELTS対策を始める方がIELTSについて何も調べずに勉強方法を教えてくださいと質問しても効果的ではありません。最低限IELTSの特徴や他の試験とのスコア換算表などを見るだけでも、自分も質問しやすくなり、相手の返答も吸収しやすくなるはずです。事前に背景知識をつけた状態で質問する癖をつけてみましょう。英語学習以外でも大変効果的です。

質問された時に分析する

自分が質問された時にその質問が良いか悪いか自分で判断して盗むところは盗み、違うなと思うものは逆に自分でも気をつけるようにしましょう。客観的に見ることで良し悪しの区別を身をもって体感することができます。私も質問をもらうことが多くなり多くの方の質問方法を真似ています。

相手の立場を考える

どんなに良い質問ができても質問する相手を間違えてはもったいないです。相手の立場を考えることで的外れな質問や期待ハズレの回答を防ぐことができます。例えば、TOEICのエキスパートでもその人にTOEFLの質問を当たり前のようにしてはいけません。同じ英語で、いくらその人の英語力が高くてもTOEFLの経験が浅かったり、未受験の方に聞くより、そこそこの点数を取得した友達や先輩に聞いた方がより具体的で良いアドバイスがもらえるはずです。質問する人を先に探すのではなく、質問を先に考えそれを踏まえてアドバイスをもらうのに最適な人を見つけましょう。

留学や英語学習に関する質問のテンプレ

ここでは留学や英語学習に関する質問を受ける時に参考にしたい情報のテンプレートを勝手に作ってみたので、質問する際に参考にしていただければ嬉しいです。これらはあくまでも例なので参考までに。

英語学習についての質問

  1. 現在の英語力
  2. 主に使っている教材
  3. 特に伸ばしたい技能(スピーキングなど)
  4. 過去の試験の結果やスコア
  5. どの資格の対策を行なっているか

 

英語を伸ばしたいとだけ言われても、レベルや目的によってアプローチは全く異なるので、最低でも上記のような情報をもらえるとこちらも回答しやしすくなります。強いていうなら、普段どのくらい時間が取れるのかも教えていただけるとありがたいです。

留学についての質問

  1. いつからどのくらいの期間留学するのか
  2. 目的(語学なのか正規留学かなど)
  3. 現在の英語力(試験など)
  4. 専攻
  5. 希望の国

 

私は留学のエキスパートではなくアメリカ情報に偏っていますが、少なくともこのくらいの情報があれば、ある程度的確な回答ができます。

編入についての質問

  1. 編入したい大学とその学部
  2. 現在の大学とその学部
  3. 何年次編入か
  4. 現在のGPAと英語力のスコア
  5. 編入に必要な書類

 

編入についての質問もよくいただき、私自身編入を2回経験しているのでお助けできるかもしれません。編入は不安で、必要書類なども多く大変ですが一つ一つ丁寧に行えば大丈夫です。そして、こちらとしてもしっかりサポートしたいので上記のような情報をくれるとありがたいです。

良いアドバイスをたくさんもらって英語力を効果的に上げよう

いかがでしたか?今回の記事では私の実体験を元に質問力がいかに英語力を左右するのか解説しました。質問力は、ほんの少しの努力だけで得られるものを大きく変える力をもつ素晴らしい1つのスキルだと思います。

また、この記事では英語の勉強方法を質問する前提で書きましたが、日常生活やビジネスの場でも有効だと思います。

私はできるだけ多くの英語学習者と関わり、英語力を上げる手伝いをしたいので受け取った質問には全て答えたいと考えています(もちろん無料で)。TwitterのDM等いつでも解放しているので遠慮なくどんどん相談してください!

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米国大学生のReiが全ての授業を担当し、
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