こんにちは。ニューヨーク州立大学に正規留学しているReiです。
先月3/30に、ニューヨークで開催されたU.Sキャリアフォーラムに行ってきたので今回はそのレポートをしたいと思います。
具体的には
- U.S.キャリアフォーラムとは?
- 参加企業
- 私の収穫
- イベントでのコツ
などについて書きました。来年のU.Sキャリアフォーラムに参加したい方や、米国での就労・転職を考えている方にオススメの記事です。
Contents
U.S.キャリアフォーラムとは?
U.Sキャリアフォーラムは、株式会社ディスコが主催で毎年行われる就職活動イベントです。ディスコはボスキャリや、サンフランシスコ、ロンドン、東京等でのイベントも手がけています。
就職・転職の求人が、日本ではなくアメリカでの採用がメインだという点が、ボスキャリなどとの大きな違いです。実際に行ってみて、本当に米国採用のポジションが、インターンを含めてもほとんどでした。
米大学卒業後もアメリカに残りたい私にとってはとてもおいしいイベントです。
また、場所は毎年ニューヨークのマンハッタンと決まっているようです。
イベントの内容
具体的なイベントの内容としては、参加企業との面接や会社説明、ランチ・コーヒーブレイク・ハッピーアワー(Networking)、キャリア相談、各会社のセミナーなどたくさんのコンテンツがあります。
建物はマンハッタンのど真ん中にあり、会場には各企業のブースがズラーっと並んでいます。各ブースには2~3名の採用担当者が座っていて、その場で面接をしていたり、会社説明をしていたりしています。
私は最初から最後までイベントにいましたが、今回の規模だとほとんど全ての企業の話を聞き、10社以上の面接もすることができました。
こんなにも米国勤務の求人がたくさんあるイベントはあまり見たことないので、アメリカの大学を卒業後にそのままアメリカに残って働きたい方は間違いなく出席するべきです。
参加企業は31社
今回の参加企業数は31社で、例年よりも数が少ないようでした。ちなみに2018年は50社で、その年で参加企業やその数も変わるようです。もちろん募集しているポジションも年によって違うので毎年参加する価値は十分ありです。
写真のように、参加企業とそのブースの場所がわかるシートを受付時にもらうことができるのでいつでもチェックできます。アプリやウェブサイトでも事前に出展予定の会社の情報や、募集ポジションの情報を見ることができるので必ず事前に確認しましょう。
Amazon系列の会社や、電通、JTBなどみなさんが一度は聞いたことがあるような企業も来ていました。
トラベルスカラシップ
U.S. キャリアフォーラムにはトラベルスカラシップという交通費補填制度があります。支給数には限りがあるようですが、最大$350の支給が出るようです。支給額は地域によって変わるので事前にウェブサイトで確認してください。応募資格や日程についてもそちらで確認できます。
U.S.キャリアフォーラムをレポート
上ではU.S.キャリアフォーラムについて解説しましたが、ここからは実際に行った私が会場の雰囲気などを含めて、一応時系列形式でレポートしたいと思います。
また、同時に注意点やイベントをより有益にするためのコツなども合わせて紹介します。
このイベントでの私の収穫を先に言うと、私は卒業予定はまだ先の2021年で、フルタイムの採用で来ている企業がほとんどなので内定はもらえませんでしたが、内々定っぽいのと、インターンシップのオファーをなんと2も頂くことができました。
イベント開催前
ボスキャリや他の就活イベント同様に、開催日の前からの準備の量や質が当日のパフォーマンスなどに影響します。
特にCFNのイベントはアプリやサイトを通して事前にレジュメを送り、当日の面接に進めるかの結果や面接の時間がオンライン上で開催日の前に決められるのが基本なので、この段階で力を入れる必要があります。
ここで事前に面接を組んでもらえないと、当日会場にて面接はしてくれないことが多いので注意しましょう。
イベントの登録はCFN(CareerForum. Net)のアプリまたはウェブサイトから簡単に行うことができます。アプリは当日の入場時に必要になるのでダウンロードをしておくことをオススメします。
CFN -バイリンガル人財のための就職・転職サイト-
DISCO Inc.無料posted withアプリーチ
登録が完了したら、さっそく参加企業をみて、応募しましょう。応募時にはレジュメが必要になりますが、ここでのレジュメはみなさんが想像する日本式の履歴書ではなく、アプリ上で項目を選択したり入力するだけで作成できるものになります。これはCFN上のみでしか使えませんが、入力が完了すると自動でいい感じのレジュメを作成してくれます。
レジュメには日本語と英語がありますが、どちらも必ず作成しましょう。今回のU.S. キャリアフォーラムは英語のレジュメの提出の方が多かったです。
レジュメの提出だけで最初の応募ができる企業もありますが、企業によっては追加で質問やエッセイ、または自己PR動画も求められる場合があります。
冒頭で事前の準備が大事と言っておいてですが、私はイベントの2日前に15社くらいに応募したので、事前に面接を組んでくれた企業は3社のみでした(笑)。
・参加企業をチェック
・英日レジュメ作成
・事前応募する
イベント当日~受付
私は今回来ていた企業と出来るだけ話したいと思っていたので、イベント開始時間の11:00から参加しました。10:50頃になると会場の周りにはスーツを身にまとった日本人留学生がちらほら集まりだしました。
今回の会場のThe Altman Buildingは茶色の建物でわかりやすかったです。求職者は11:00ぴったりでしか入れないようでした。
建物を入ると受付があります。アプリを見せるとすぐに受付が完了し、イベントの資料と参加者用のホルダーをもらいます。
大きな荷物を持っている場合は、受付にて預けることもできるのでこちらで相談しましょう。
受付が終わり、資料をもらうと自由に会場を回ることができますが、私はその前にレジュメをコピーする必要があったので、会場内にプリンターがある場所へまず向かいました。
事前に予約した面接でも、当日の面接などでも必ずレジュメが必要になるので事前に準備しておきましょう。コピーも事前に行っておく方が良いですが、会場内にもwifiが使えるパソコンとプリンターがあるので問題はないです。
私は会場に設置されていることと、たくさんコピーする必要があることを知っていたので会場で行いました。また、レジュメは日本語と英語の両方を、20枚以上印刷することをオススメします。
みなさんが予想しているより使うので多ければ多いほどいいです。ちなみにクリップやハサミなどのオフィス用品もプリンターが置いてある場所にあるのでこちらも無料で使うことができます。
面接・各ブース訪問
会場の雰囲気はこんな感じです。人は思ったよりも少なかったので、会場はかなりスッキリしていました。
レジュメのコピーが完了した私は、さっそく気になっていたブースに足を運びました。最初に訪問したブースはサンフランシスコにある出版系の会社で、個人面接の予約はありませんでしたがその場で面接していただけることになりました。
東京キャリアフォーラムやボスキャリではあまり面接はしてくれませんが、U.S.キャリアフォーラムは人が比較的少ないので、ウォークインでも面接をどんどんしてくれます。
結果的に10社以上も個人面接をしていただきました。
上にも書いた通り、私はまだ大学二年生なのでOPTは出来きないので、内定を前提に企業の方とはなかなかお話しできませんしたが、インターンシップでの採用枠も意外とありました。
私が事前に面接の案内を頂けた3つの会社との面接は、私の専門領域のウェブメディア系であったり、ウェブマーケティングのポジションだったりと、どの面接も自分の中で上手くいきました。
実際にそのうちの2社からはインターンシップのオファー(しかもManhattan勤務)を、その場で頂くことができました。1人の採用担当者からは応募者の中で私に1番会いたかったとまで言ってくれて本当に嬉しかったです。
その方も私のようにウェブサイトを運営されていて、同じ分野ならではのお話しがたくさんできたので、これから一緒に働けるのがとても楽しみです。
もう1社はインターンシップの募集はなかったのですが、私が大学4年生になった時にお仕事を紹介してくれると言ってくれました。
どの面接でも簡単に会社や事業の説明から始まり、次に自己紹介、最後に学業以外での活動や、その分野での実績についてたくさん聞かれました。私の場合はウェブマーケティングやメディア運営、SNS運用が強みなのでそれを軸に話を展開しました。
米国勤務は「英語はできて当たり前の世界」なので、英語力に関する質問はほとんどされませんでした。
どの純日本人候補者よりも英語力の自信はあったので少しは聞いて欲しかったです(笑)しかしこれは裏を返すと英語以上に、スキルや経験がより重要だということです。
そして私がインターンのオファーや面接に進めた理由は、私の英語力ではなく経験とスキルです。日本で長期インターンを行い、オンライン上でさまざまな仕事や、講師をしたり、自分のビジネスで収益をあげるなどの経験と、そこから得たスキルを面接官の方に評価していただきました。
私は留学前に英検1級を取得していますが、そんなのは最低レベルまたはスキルの次という認識を持つことが大事だと思いました。実際に面接官でも英検1級と聞くとかなり驚く人はいますが、彼らはスキルや能力がずば抜けているという共通点があります。
そして私は欲張りなので、英語力もスキルのどちらも磨きたいと思っています(笑)
私にとっての本番はまだ2年後なので今回は視察程度に来ていましたが、思わぬ収穫がたくさんあったので(バスで片道5時間かけてでも)来て良かったです。
ランチ・コーヒーブレイク
12:30になるとランチが出てきました。写真のようにビュッフェ式で、(無駄に?)オシャレでしたがどれも美味しかったです。企業の方も同じくここで食事をするのでブースの方はこの時間帯になるとガラ空きになります。
しかし、この時間帯はボースに残っている企業の方とは、お話しする絶好のチャンスなのでそのこともお忘れなく。ちなみに私は真っ先にご飯を選んだので、一番乗りで写真まで取ることができました。
しかし食事スペースにも企業の方はいるのでここでご飯を食べながら話すのもアリです。
2:30からはコーヒーブレイクがあり、お菓子やケーキを同じようにビュッフェ式で楽しむことができます。無料のイベントなのでこの対応にとてもびっくりしました。
・企業の方ともっと話せるチャンスかも
セミナー・キャリア相談
会場では、出展企業のセミナーがいくつかありました。プレゼンを行う企業の紹介から始まり、その業界のトレンドや今後について話してくれるので結構面白いです。
また、会場の地下にはキャリア相談ができるスペースがあり、プロの方に無料で就活の相談や大学の専攻の相談ができるようです。こちらは事前にサイトから予約する必要があるようです。
ハッピーアワー~イベント終了
4:00からはハッピーアワーとなり、先ほどビュッフェがあった場所でアルコールを含めたドリンクを頼むことができます(こちらも無料)。また、この時間はネットワーキングの時間でもあるので、企業関係者や他の学生の方と情報交換をしたり繋がるチャンスです。
私はインターンのオファーをくれた方とその事業についてこの時間でさらに話すことができました。
そしてこんな感じでU.S. キャリアフォーラムが終了しましたが、とっても実りのあるイベントになったのでまた来年も参加したいと思っています。
会場ではまさかの日本で同じ学校に通っていた友達と遭遇できて嬉しかったです(一応顔は隠す)。彼女はOPTでの就職先を見つけるために来ており、彼女同様に、会場の8割以上はおそらくOPTでの目的で来ているようです。
まとめ
いかかでしたか?今回の記事では先日私が参加した米国ポジション限定のキャリアフォーラムについてレポートしてみました。OPTを使って卒業後にアメリカに残って働きたい人は、絶対に参加するべきイベントです。質問等ありましたら気軽にコメントしてください^^