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正規留学経験者が語る留学先の国・都市を決める7つのポイント

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正規留学経験者が渡航先を選ぶ7つのポイントを紹介

こんにちは、ニューヨーク州立大学に正規留学中のReiです。今回の記事では正規留学に絞ってどの国で留学をするか決める際のポイントを解説したいと思います。語学留学に関する記事が多い中で正規留学に関する情報はまだまだ少ない印象なので、少しでも海外の高校・大学に進学を考えている方の助けになれば嬉しいです。

いざ海外の大学に行こう!と決心した次に頭に思い浮かぶのは留学する国や地域だと思います。アメリカのこの大学でこの専攻を学びたいと明確に決まっている人ももちろんいますが、日本から出る以上選択肢が一気に広がるので複数選択肢があったり、留学先の絞り方がわからない人が多いのではないでしょうか。

私自身も現在の大学に進学すると決めるまでに大幅な変更を何度か経験しました。ドイツの大学に連絡をしたり、マレーシアの大学に進学するための留学会社にお世話になった時期もありました。

最終的に自分の現状と将来やりたいことなどを踏まえて検討した結果、現在通っているニューヨーク州立大学に進学を決めましたが、ここでは自分のニーズにあったやりたいことをこちらで出来ているのでしっかりと留学先を決めて良かったなと思っています。それではさっそく解説していきます。

1自分が学びたい分野を明確にする

正規留学なので英語ではなくあなたが極めたい学問を軸に国・大学を決めることが最も重要です。英語を上達させることも留学の醍醐味ですがやはり1番の魅力は海外の大学だから学べることにあると思っています。私の場合はマーケティングを専攻したいと考えていたのでまずはビジネスの強い大学に絞って調べていきました。その結果AACSBという国際的なビジネス機関に認められている大学が良いということがわかりそこからビジネスの学部がAACSB認定されいているニューヨーク州立大学にたどり着きました。また、私の友達の場合は古生物学を専攻していますが、古生物学がある大学や卒業生で有名な研究者を出しているかなどを比較して大学を決めていました。このように大学を決める最初の一歩は自分が学びたいことを知るということだと思います。海外の大学(特にアメリカ)は専攻を変更することが珍しいことではないので明確な学問はわからないけど少しでも興味がある分野があるのであればそこから絞って、あとから変更することも可能です。

2留学の費用や奨学金

次に考えなければいけないのがやはり費用ですね。費用は留学する国・地域・大学で大きく異なってきます。私の場合は金銭的に恵まれている環境ではなかったので、費用の面でいくら私のニーズとマッチして、入学基準を満たしていても断念せざるをえない大学がいくつもありました。ドイツやマレーシアの大学進学を考えていた時期は金銭的な背景があります。また、オーストラリアやイギリスの大学も3年制という理由から1年分安く学位を取得できるのではないかと思い検討しましたが、オーストラリアは学費、物価が高く、イギリスは学部入学する前にほとんどの大学でファウンデーションコースという仕組みがありそこでは約1年間かけて自分の専攻予定の基礎知識に関連した授業を取らないといけないので結果として4年間過ごす形となります。しかし、学費が高くても留学生に対して奨学金を出している大学は少なくありません。私の場合はニューヨーク州立大学から年間10,500$の返済不要奨学金を受け取っているので他の大学と比べてかなり安く4年制大学に通うことが出来ています。学費だけみて諦めずにその大学の奨学金制度をしっかり調べてから計算してみてください。

3留学先の天気・気候

天気・気候は特に長期留学を考えている人に注目していただきたいポイントです。正直私は留学前にあまり気候は気にしていませんでしたが実際に留学先に来てから天気の大切さに気付きました。というのも、私の留学先はニューヨク州のプラッツバーグ場所ですが北部に位置しているのでとても寒く10月で雪が降ることもあります。真冬の時期は-20℃以下になることも多く、雪がすごいので授業に行くだけで一苦労です。また、個人的な意見ですが私はハワイやカリフォルニアのような暖かい気候の方が好きなので死ぬほど寒い日は授業に行きたくなくなります(私は絶対休みませんが)。現に私の友達で寒いから朝の授業はスキップするという人も少なくありません。その人の勉強に対するモチベーションや性格にもよりますが少なからず天気も関係していると思うのでぜひ天気・気候も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

4都会 vs 田舎

国を絞れたら次にエリアを絞る必要があります。大都市に留学するのと小さな街に留学するのでは生活など大きく変わってきます。私の場合は自分でコントロールができるのでどちらかというと大都市に留学したいと思っていましたが、どちらもメリットやデメリットがあると思うので今回まとめてみました。

都会に留学

[メリット]

  • 国際色がより豊かなのでさまざまな文化に触れられやすい
  • 交通の便が整っている
  • 遊ぶ場所の選択肢やイベントが豊富
  • インターンシップやアルバイトの選択肢がたくさんある

 

[デメリット]

  • 遊びの誘惑が多いので自己管理が必要
  • 学費・生活費が高い傾向がある
  • 夜になると治安が悪い場所がある

 

田舎に留学

[メリット]

  • 勉強に集中できる環境
  • 日本人が少ない傾向がある
  • 治安が良い場合が多い
  • お金を使わないですむ

[デメリット]

  • インターンシップやアルバイトの選択肢が少ない
  • 留学生活に飽きてしまう可能性がある
  • 日本までの直行便がない可能性がある

 

このようにどちらもメリット・デメリットがあるので、よく見比べてどちらが自分に合っているのかよく考えることをおすすめします。生活スタイルも留学の醍醐味なので学費や勉強面だけにとらわれずによく検討してみてください。

5生徒と教授の比率

あまり注目されないにも関わらずとても重要となってくるのが生徒と教授の比率です。一概にこの比率が高い方が良いのか低いほうが良いのか言えませんが一般的に数値が小さい方が良いとされています。学生の数に対して教授の数も多いと手厚く質の良い学習環境が提供されているとみなされています。中にはSUNY Buffaloなどマンモス校と呼ばれる大学が存在し、こういった大学は30,000人もの生徒を抱えています。友達が通っていますが200人で授業を受ける場合も多いそうです。必ずしもそうではありませんが、規模が大きいだけに個人レベルでのサポートが行き届きにくいのがマンモス大学のデメリットではあります。一方で規模の小さい大学だと教授との距離も近くなるので英語力や勉強面で不安がある場合は規模が小さいまたは生徒と教授の比率が近い大学を選ぶと良いかもしれません。

6学業以外でもチャンスがあるか

留学の目的は勉強だけではありません。長期休みや休日は仲間と出かけたり旅行をしてその土地ならではの体験をすることも留学成功の一つの要素だと思います。また、私の大学にはたくさんのクラブやスポーツチームがあり、現在日本の文化を紹介するJCAP(Japanese Cultural Association at Plattsburgh)というクラブで役員をやっています。毎週のミーティングで日本についてプレゼンしたりクラブで学校の行事に出てダンスを披露したりしてクラブを通してさまざまな体験をし、友達を作ることができています。また、卒業生との交流会ディナーや同じマーケティング専攻の教授や友達とボストンやシティに会社見学やネットワーキングイベントに積極的に参加しているので毎日とても充実しています。大学を選ぶ際にどんなクラブがあるのか、イベントなど調べておくことでより具体的な留学生活を想像できるのではないでしょうか。

7英語力

正直これを入れるか悩みましたが、やはり英語力によって出願できる大学の選択肢が変わってくるのは事実なので記載しました。ここでの英語力というのはIELTSやTOEFLのスコアでIELTSなら6.5、TOEFLなら80でだいたいの大学の基準を満たすことができます。私個人の意見ですがだいたいIELTS6.5やTOEFL80は英検でいうと準1級と1級の間くらいだと思います(準1より)。私の大学のように大学によってはESLというコースが用意されていて、出願時に英語力の基準に足りなくてもESLを終了することで合格をもらえる条件付き入学を考慮してくれる大学もあるので英語力に心配のある方はESLがあるかチェックしてみてください。また、ESLのいくつかのコースは卒業認定の単位としてみなされます。しかし、留学前に英検1級とIELTS7.0を取得した私もいまだに英語力には困っているので留学までしっかりと英語力を伸ばしておきましょう。そうすることで進路の選択肢も増えるので英語力を上げれば上げるほどメリットがあると考えて諦めずにテスト対策をしましょう。

あらゆる角度から見て徐々に留学先を絞ろう

いかがでしたか?今回は正規留学に特化して留学先を決めるポイントを紹介しました。一見、大学選びは難しいように見えますが、自分の学びたい分野が決まっていてどのようなスタイルで留学生活を送りたいかイメージするだけでもある程度絞れるのでさまざなな角度から理想の留学を計画することで必ずあなたにあった最適な大学を見つけることができるはずです。

 

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