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State University of New York at Plattsburgh
初めまして、2018年の9月からニューヨーク州立大学プラッツバーグ校(SUNY Plattsburgh)に正規留学しているReiです。大学ではマーケティング学を専攻しています。今回は私の通う大学について紹介します。私の学校を紹介している日本語のサイトはいくつかありますが、少し古い情報をいくつか見受けられたので今回は最新情報と現役の学生の視点から進学・編入にあたってのアドバイスをしたいと思います。
その前に、、、みなさんSUNYという言葉をご存知ですか?
SUNYは「State University of New York」の頭文字語(Acronym)で、64校あるニューヨーク州立大学の総称です。ちなみに読み方はスーニー。ニューヨーク州立大学はSUNYの名の下に連盟を組んでおり、どの大学も名前の初めにSUNYが付きます。その後に地域名がつけられて大学が区別されます。中でも有名なのが「SUNY Buffalo」や「SUNY Binghamton」また同じSUNY系列の「Stony Brock University」です。
肝心のPlattsburgh校は総合的に見ると64校の中で8,9番目に評価の高い大学なので比較的良い大学だと言えます。学部で見るとビジネスがやや強い印象です。
特徴
- U.S News & World ReportによってAmerica's best collegeに複数回選ばれています。
- ニューヨーク州北部の人口約2,500人の小さな町の中にあります。
- カナダのモントリオール、マンハッタンやブルックリンなどのシティに車で行くことが出来ます。
- プラッツバーグは全米で最も美しく安全な1つの町として認められている。
- 留学生の比率が高く世界の70ヶ国以上から学生が集まっています。留学生は約350名在籍。
- 60を超える学部が存在し、修士課程も用意されています。
- 入学を許可された留学生は100%何らかの形で返済不要型の奨学金を受け取っています。
- 英語力の基準に達していなくてもTOEFL45点以上またはIELTS5.0以上であればEngsish Bridge Program を通じて条件付き入学が考慮されます。
基本データ
規模 | 中規模 |
授業料 | 約$33,000 |
学校の種類 | 総合大学 |
性別 | 共学 |
宗教 | 無宗教 |
留学生対象奨学金 | 有(頑張ればたくさんもらえます) |
条件付入学 | 有(ただしあまりいない) |
人気の専攻 | ビジネス、コンピュータ・サイエンス |
立地環境 | 郊外、学生街 |
治安 | 良 |
認可・認定 | MSCHE,AASDB |
滞在オプション | 寮、オフキャンパス |
必要英語力(学部入学) |
IELTS6.5(全セクションで6.0以上),TOEFL76(全セクションで17以上) |
SUNY Plattsburgh紹介
The State University of New York (SUNY) Plattsburgh校は、1889年に創立された総合大学です。カナダのモントリオールまで車で約1時間、ニューヨークシティまで約5時間、ボストンまで約4時間の場所に位置しています。
キャンパスの周りにはアディロンダック山脈やシャンプレイン湖があり、自然に恵まれた環境です。夏にはロッククライミング、カヤックやハイキング、冬にはスノーボード、スキーを楽しむことができます。パウダースノーなので最高の環境でウィンタースポーツができます。
アカデミックプログラムとAACSB認定
SUNY PlattsburghはMiddle States Association of Colleges and Schoolsから認定を受けています。質の高い教育を提供することがこの認定によって保証されています。60以上の学士課程と認定プログラムがあり、修士課程のプログラムまで用意されています。School of Business and Economics(ビジネス系の学部)はAACSBという国際的な機関から認定を受けており、世界でも最高レベルのマネジメント教育を提供する教育機関として認められています。現在、世界には約16,000あるビジネススクールが存在しますがその中でもAACSBの認証校はわずか5%がです。ビジネスを学びたい学生は学校選びの基準として、AACSB認定されているかどうかしっかり調べましょう。
ESLプログラム
SUNY Plattsburghは英語を第二言語として話す留学生に向けてESLプログラムを用意しています。イングリッシュ・ブリッジ・プログラムに入学許可された学生は、IELTS,TOEFLの試験結果によりESLのコースを取る必要があります。また、私の場合学部入学でIELTSで7.0を取得していたので、ESLは取る必要がないと思っていましたがリーディングとライティングをとる必要がありました。他の留学生の友達もIELTS7.5やTOEFLで115点と充分な英語力を持っていましたが留学生は全員、大学独自のプレイスメントテストを受ける必要があり、そこでどんなにスコアが良くても最低でもリーディングとライティングのコースを取る必要があります。私は一番上のクラスに入りましたがクラスメートはすでにアメリカの高校を卒業した人や出身国の公用語が英語の人もいて、かなりレベルが高かったので勉強になりました。また、テストの結果によってはリーディングとライティングの他にスピーキング、リスニング、ボキャブラリー、グラマーなどのクラスを受ける必要があります。ここで注意したいのが、ESLが多いと学部の授業があまり取れなくなってしまうので必要単位が予定通り取れず、卒業が遅れる可能性があるということです。ESLの平均生徒数は20人程度で、スピーキング、グラマー、ボキャブラリーのコースは比較的少人数で5名程度の場合もあるようです。
入学条件
入学条件は比較的厳しいようです。主な入学条件は高校の成績や最終学歴の成績をGPA換算したもの、エッセイ、英語力、推薦状です。また、その他に銀行残高証明書を提出して学費が払えるということを証明する必要があります。成績証明書や残高証明書は英文で提出する必要があり、母校に行ったり、電話をして頼む必要があります。どの高校も独自のフォーマットを用意しているはずなので安心してください。注意点としては学校によっては成績の保管期間を5年や10年と定めているところがあるので留学を少しでも考えている場合は早めに行動に移しましょう。
学費と奨学金
学費、またキャンパス内の寮で生活してミールプランに入った場合の留学生の費用は年間約33,000$です。この中には授業料、寮費、食事代、保険料などが含まれているのでキャンパスで過ごす場合はほとんどお金を使う機会はありません。SUNY Plattsburghは他の大学と比較して留学生に対して様々なタイプの返済不要奨学金や助成金を用意しています。留学生が受け取ることができる最高金額の奨学金は年間10,500$です。私の場合は2年次編入で3年間を過ごす予定なので合格時に大学から奨学金31,500$を受け取れる証書をもらいました。奨学金を受け取るにはGPAを3.3/4.0以上などさまざまな資格がありますが中には寮に住むことでもらえる簡単な奨学金もあるので留学生の100%が少なくとも2,500$以上の奨学金を受け取っています。私の場合は大学からの奨学金に加えて埼玉県からも奨学金をもらって学校に通うことができています。
留学生オリエンテーション
SUNY Plattsburghの強みである新留学生向けオリエンテーションプログラムが、各学期が始まる前の週に実施されます。期間は1週間で参加は必須なのでこのオリエンテーションが始まる前に大学に到着する必要があります。このプログラムではキャンパスや地域、プラッツバーグのコミュニティなど大学や留学に関することを学びます。また、プログラムは他の留学生と仲良くなるためのアクティビティがたくさん用意されているので学校が始まる前に世界各国からたくさんの友達を作ることができます。私もこの期間にたくさん友達を作りFBの友達が1週間弱で800人から1000人以上に増えました。この時期に仲良くなった友達と一緒にシティへ旅行したりパーティしたり生涯にわたる友人を作ることができ、素晴らしいプログラムだと思います。
学生サービス
SUNY Plattsburghでは学生サービスがかなり充実しています。留学生向けオリエンテーションを実施している国際教育課(Global Education Office)では無料個別指導、空港までの出迎え、編入などの手続き、その他アクティビティなどを行っています。また、Learning centerという場所では無料で授業の補修をしてくれたり、課題の手伝いや勉強の手助けをしてくれます。私はここにたくさん来たおかげで苦手だったAccountingのテストで全て100点を取って成績Aをとることができました。その他にもキャリアセンターでアルバイトやインターンシップ、履歴書の添削などたくさんのサービスを提供してくれる施設があります。
SUNY Plattsburgh留学についてのFAQ
ここでは私がよくもらう質問やみなさんが気になるであろう事柄についてQ&A形式で答えていきます。
まとめ
今回は私の通うSUNY Plattsburghについてざっくり紹介してみました。私が学校を調べていた頃はこういった情報が日本語で手に入らなかったので、少し不安な面もありましたが現在SUNY Plattsburgh校に進学・編入を考えている人の助けになれれば嬉しいです。質問も常に募集しているのでTwitterやInstagramのDMからいつでも相談お待ちしています。