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James Cook Universityでの大学生活を現地から紹介【MBA留学】

こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。

今回はジェームスクック大学(James Cook University)を卒業したMahoganyさんをゲストとして招き、学校紹介をしていただきました。進学・編入にあたってのアドバイスを実際に通っていた現地の学生目線から聞いてみました。ジェームスクック大学に留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

自己紹介

私は、日本で4年制大学を卒業した後、ジェームスクック大学ブリスベンキャンパスでMBA・ツーリズム&ホスピタリティマネジメントを2年間に渡って専攻しました。入学に必要なIELTSスコアのギリギリラインで入学が許可されたものの、大学院には既に社会人経験豊富な学生も多く、ビジネスの基礎知識が無い私にとっては大変な学習環境でした。それでも、2年間必死に食らいついていったことで自分自身を大きく成長させることができ、一生の友人にも出会うことが出来ました。今回は、そんな私が在学していたジェームスクック大学についてご紹介していきます。

James Cook Universityについて

ジェームスクック大学は、クイーンズランド州に3つのキャンパスを持ち、シンガポールにも国外キャンパスを構えている国際的な大学です。ビジネス、生物学、医療、芸術、法律、言語学をはじめとするさまざまなコースが開講されており、学部と大学院を合わせるとコース数は300を超えるとされています。学生数は2万人強となっていますが、留学生はそのうちの6,300人ほどとなっています。また、研究を主な目的にしたスタディセンターがマッカイとマウントアイザに建設されているため、フィールドワークにも特化した大学です。

大学の特徴

  • メインキャンパスがあるタウンズビルの他、ブリスベン、ケアンズ、シンガポールにもキャンパスを構えています。専攻したい学部によってキャンパスの振り分けが行われています。
  • 海洋学の分野が有名で、2020年には海洋生物学で最も優れた大学ランキングの世界1位に選ばれました。
  • 学部課程は170コース、大学院は140コースという豊富なバリエーションから選ぶことが出来ます。
  • 学内の生徒の約3分の1が留学生なので、中国やインドをはじめ、ヨーロッパ各地やベトナムなど、多国籍な学習環境となっています。
  • MBAのプログラムが充実しているため、ツーリズム&ホスピタリティマネジメントとのセットや、会計学とのセットなど、ダブルメジャーに適したプログラムが用意されています。

基本データ

規模 大規模(ブリスベンキャンパスは小規模)
授業料 年間$32,720
学校の種類 総合大学
性別 共学
宗教 無宗教
留学生対象奨学金
条件付入学
人気の専攻 海洋学、観光学、MBA
立地環境 都会
治安
認可・認定 CRCsの共同研究機関に認定
滞在オプション 寮(ブリスベンキャンパスの場合は寮無し)

必要英語力(学部入学)

IELTS 6.0、TOEFL 74点

アカデミックプログラムや認定プログラム

ジェームスクック大学は、グレートバリアリーフのあるクイーンズランド州にキャンパスを構えていることから、海洋学コースが高い人気を得ています。海洋生物学の分野で2020年に世界一位を獲得したことでも知られ、サンゴ礁やその一帯の研究を目的としたCRCs(Cooperative Research Centres)の共同研究機関に認定されています。

また、クイーンズランド州は多くの観光客が訪れる地としても知られているため、観光学の質が高いという特徴があります。
他にも会計学やビジネス、エンジニアリングなどの幅広いコースが開講されており、ダブルメジャーを専攻しやすいカリキュラム作りがされています。

ESLプログラム

入学に必要な英語スコアが足りない生徒用に、キャンパス内ではESLプログラムが開講されています。
IELTS 5.5以上あることがESLプログラムの受講条件となっていますが、プレイスメントテストで苦手分野別にクラス分けが行われ、2か月間そのクラスで授業を受けることになります。進学を目的としたクラスなので、進学後に役立つビジネスや環境、法律、ITなどのさまざまなテーマで授業が行われ、生徒が大学や大学院に進んでも困らない英語力を見つけることが目的とされています。また、一クラスは最大15名程度という決まりがあるようです。

学費と奨学金

MBA・ツーリズム&ホスピタリティマネジメントのダブルメジャーを専攻する場合の年間の学費は、$32,720となっています。2年間のコースなので、卒業までに掛かる費用は$65,440です。ちなみに、単位を落とすとその科目分の学費を追加で支払う必要があり、1科目の料金は$4,090と高額なので注意しましょう。

ジェームスクック大学では、学期ごとに成績上位者5名程度へ返済不要の奨学金を渡すというシステムがありますが、その他の留学生への奨学金サポートは完備されていません。出来るだけ節約をしたいという場合は、とにかく勉強を疎かにせず、単位を落とさないようにすることです。成績優秀者に選ばれれば奨学金をもらうことも出来るので、モチベーションを高くして学習することが節約の近道となります。

学生サービス

学生サービスに関しては、学内の上級生が下級生の学習の相談に乗るメンター制度が整えられていたので、直接メンターと話したり、オンライン上でメンターサポートを利用したりといったことが可能でした。
チューター制度は大学院側が公式に行っていたわけではありませんでしたが、チューターをしている学生が個人的に学内の掲示板に募集の張り紙をしているのを見かけたことがあります。
また、学生の就職サポートにも力を入れていたので、職務経験を付けるためのインターンシッププログラムが充実していました。

ジェームスクック大学留学について質問!

James Cook Universityでの留学体験をMahoganyさんに質問して聞いてみました。

なぜジェームスクック大学/MBA・ツーリズム&ホスピタリティマネジメント専攻を選んだのですか?

私が通っていた日本の大学の観光学教授がジェームスクック大学に留学経験があり、カリキュラム内容が良いと勧められたため、ジェームスクック大学に進学することに決めました。
元々は、ツーリズム&ホスピタリティマネジメントのみを学習するつもりでいたので、入学当時はMBAを専攻していませんでした。しかし、在学中にもう少し本格的にビジネスマネジメントの分野も学んでみたいという意欲が湧いてきたので、その後履修の科目数を増やしてダブルメジャーに変更しました。

授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?

どの授業もそうだったのですが、講義中は学生が積極的に教授に質問をしたり、学生同士でアクティビティやディベートが行われたりと、活気あふれる雰囲気でした。
また、MBAのコースでは、学生のほとんどが過去に社会人としてビジネスに触れていた経験があるという環境だったので、私のようにビジネス経験が無いままMBAを受講している学生は、ちょっとした意見交換の場面でも予習をしていないと何も言えないまま終わってしまいます。授業でどの程度発言したかという貢献度も成績に関わるので、とにかく予習を徹底し、自分なりに意見をまとめてから毎回授業に臨む必要があったので、やはり勉強は大変でした。

週末はどこで遊ぶのですか?

週末は、シティで遊ぶことが多かったです。普段から通学でシティに行き慣れていたというのもありますが、シティに行けばレストランもショッピングセンターも映画館もなんでも揃っていたので、必然的に遊ぶのはシティと決まっていました。
また、夏には人工ビーチや観覧車などが密集しているエリア・サウスバンクに行くこともありました。サウスバンクは、シティから歩いて5分ほどの場所に位置しているので、シティで遊んだ後でそのまま友達と泳ぎに行くことも多かったです。

日本人は何人くらい?

私が留学していたブリスベンキャンパスは、日本人の割合が非常に少なかったです。私以外では、MBAコースに1人とツーリズム&ホスピタリティマネジメントコースに2人しかいませんでした。
ただ、ツーリズム&ホスピタリティマネジメントコースにいた日本人の1人は、アメリカで生まれ育った英語ネイティブだったので、純粋に日本で生まれ育った日本人というのは、私が知る限りでは2人しかいません。

留学当初と比べて英語力は上がりましたか?

上がりました。私が専攻していたコースは、どの科目にも課題としてプレゼンテーションが含まれていたため、多い時はクラスメイト100人の前で英語で話さなければいけませんでした。
全員に伝わるように発音や文法に気を遣うと同時に、その場で出た質問に対しても即座に返答するスキルが必要だったので、数をこなしていくうちに自然と英語力が鍛えられていきました。

大学のご飯は美味しい?

シティに位置するジェームスクック大学ブリスベンキャンパスには、食堂は設置されていません。
大学から一歩出ればカフェやレストラン、ファストフードなど何でも揃っているので、学生はみんな休み時間に自分の好きなものを買いに出ていました。
ただ、年に数回あるイベントの時に大学側が用意したソーセージやケーキは美味しかったです。

寮生活?ホームステイ?

ジェームスクック大学のブリスベンキャンパスに寮は併設されていないため、寮生活を楽しみたい場合は、シティに点在する民間の学生寮に申し込みをする必要があります。友人が作りやすそうな寮生活も楽しそうだなと思ったのですが、料金が結構高めの設定だったため、私は入学して最初の2か月間ホームステイを利用しました。
ホームステイを出た後は、大学院で知り合った友人と卒業までルームシェアをしていました。

学部時代の専攻はMBAの入学条件に含まれますか?

ジェームスクック大学の場合、学部時代の専攻は特に関係ありませんでした。私も日本で大学に通っていた頃の専攻は文学部だったので、ビジネスを本格的に学び出したのは大学院に入ってからです。
他大学では、学部時代にビジネス専攻であることがMBAの入学条件に入っている場合も多く、社会人経験を経てからでないと入学出来ない場ケースもあるので、ジェームスクック大学は門戸の広い大学だと思います。
ただ、ビジネス初心者でMBAを専攻するということは、それだけ周囲よりもスタートが遅れているということになるので、しっかりと自分で予習復習を行うことが大切です。

まとめ

いかがでしたか?今回はオーストラリアのジェームスクック大学に留学していたMahoganyさんに、留学生活の体験をシェアして頂きました。ジェームスクック大学やオーストラリアでMBA留学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。

今回ご協力してくださったMahoganyさん、ありがとうございました!

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英検1級・TOEIC970点・ニューヨーク在住
米国大学生のReiが全ての授業を担当し、
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