オススメ記事
Oxford Brookes Universityでの大学生活を現地から紹介【イギリス大学院留学】

こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。

今回はイギリス・オックスフォードにあるOxford Brookes Universityにて応用栄養学修士課程を修了したスーさんをゲストとして招き、大学の紹介をしていただきました。進学・編入にあたってのアドバイスを実際に通っている現地の学生目線から聞いてみました。オックスフォード・ブルックス大学に留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

スーさんの自己紹介

初めまして。スーと申します。日本では管理栄養士として病院勤務の経験があり、特に糖尿病の患者さんに対する栄養管理をしていました。以前から海外留学を志しており、特にイギリス英語が好きだったため、留学先は「イギリス」と決めていました。 たくさんの大学がある中で私が選んだのは、オックスフォード郊外にあるOxford Brookes大学でした。選んだコースは応用栄養学の修士課程で、昨年無事に卒業することができました。 この大学を選んだ理由は、比較的新しい大学であるため、外観・内観どちらもキレイであること、またキャンパス内にカフェ、レストラン、バー、ジムなどの設備が整っているため、学生からの評判がとても良いことでした。図書館の規模が大きいことも決め手となりました。

Oxford Brookes Universityについて

1992年に設立された大学で、新設大学の中でも特に高い研究実績を残していることで知られています。大学名は創設者であるJohn Henry Brookesにちなんで名付けられました。 世界的に有名なOxford大学がある歴史的な街にキャンパスを構え、モダンな雰囲気の中で、高品質な教育を受けることができます。また、この大学は積極的に他国からの学生を受け入れているため、全学生数の約20%を留学生が占めています。 学べる分野は多岐にわたりますが、特に高い評価を得ているのはビジネスコース、人気があるのはMBA(経営学修士課)コースです。

大学の特徴

  • The Young University Rankings 2020 for Teachingにおいて、イギリス国内で第2位にランクイン。
  • オックスフォードの中心街から2 km程離れたヘディントンという住宅街にあります。
  • 中心街までは大学が運営しているバスを使って、平日も土日も無料で行けます。また、ロンドンまでは大学前のバス停から出ているコーチバスで行けます。(学割あり)
  • オックスフォードは「学問の都」として有名であり、ハリーポッターのロケ地としても人気があります。
  • 学生の国際色は豊かで、140以上の国から2,700人以上の留学生が学んでいます。
  • 大学が規定する英語力に達しなかった場合には(IELTS Academic 6.5以上)、数ヶ月間University English Courseを受けた後、最終試験に合格すれば、希望するコースに入学することができます。

基本データ

規模 大規模(キャンパスが4つあります)
授業料 約£15,990
学校の種類 4年制総合大学
性別 共学
宗教 無宗教
留学生対象奨学金
条件付入学
人気の専攻 MBA、ビジネス、国際関係学、建築学など
立地環境 郊外
治安
認可・認定 AMBA, ACCA, CMI, CIPD, CMI, CILT, CIM
滞在オプション 寮、シェアハウス

必要英語力(学部入学)

IELTS 6.5以上(RとW6.0以上、LとS5.5以上)

アカデミックプログラムや認定プログラム

Oxford Brookes大学には70以上の学士課程コースと修士課程コースがあります。専攻の種類は、建築学、アート、生物化学、医学、ビジネス、教育学、言語学、法学、出版学、健康科学など多岐にわたります。またビジネスコースは、多くの機関からの認定を受けています(AMBA, ACCA, CMI, CIPDなど)。 当大学は研究力において国際的に高い評価を得ていることから、研究修士号の他にも短期間の研究プロジェクトが用意されています。

ESLプログラム

ESLプログラムには、専門分野の知識を向上させるパスウェイコース、必要な英語条件を満たすためのプリセッショナルコース、授業に必要なアカデミックスキルを身につけるファウンデーションコースが用意されています。私の場合は上記のコースではなく、大学英語コースを受講しました。これは学部/修士課程の入学に向けて必要な英語力を身につけることを目的としており、私はIELTSの結果から6週間コースに振り分けられました。課題としては、様々なタイプのエッセイやリサーチ、プレゼンテーションがあり、土日がないほど忙しかったことを覚えています。最後には、英語4スキル(リスニング、スピーキング、ライティング、ライティング)に対する試験があり、これをパスしなければ入学許可が下りません。

学費と奨学金

学費の支払いは一括もしくは前期・後期の2回払いが選べます。私は後者を選び、総額約£13,880を支払いました。これ以外での支払いはありませんでした。大学での節約術としては、バス代を無料にするためにBROOKESkeyというカードをできるだけ早く作ることです。このカードの提示で、オックスフォードの中心地や自分が住む寮、大学への登校の往復に交通費をかけずに利用可能となります。ただし、大学が運営するBROOKESbusのみでの適用です。

学生サービス

多くの留学生を受け入れていることもあり、学部/修士課程入学後も英語サポートやコースワークへのアドバイスを受けられる制度が設けられています。Academic Englishコースでは、コースワークのグラマーチェックや内容チェックをしてもらえることができます。またAcademic Developmentセンターでは、それぞれの専門の講師が統計の取り方やリサーチレポート、エッセイの書き方を個人的に指導してくれます。 卒業後の就職サポートも充実しており、CVやカバーレターの書き方、ビザ取得へのアドバイスなどを受けることができます。

Oxford Brookes Universityについてスーさんに質問!

Oxford Brookes Universityでの留学体験をスーさんに質問して聞いてみました。

なぜOxford Brookes Universityで応用栄養学を選んだのですか?

このコースを選んだ理由は、実践的な授業には欠かせない実験室やキッチンなどの設備が整っており、研究のための最新の機器も取り揃えてあったからです。このおかげで実験や調理などの授業が豊富でした。また、世界を見据えた幅広い知識を得られるカリキュラムも魅力的で、私が一番興味を持っていたのはGlobal Nutritionというモジュールでした。 このコース自体がAssociation of Nutritionに認定されていることも選んだ理由の一つです。

授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?

授業は少人数で、雰囲気はとても良いです。基本的に授業中に疑問や意見がある場合には、いつでも発言してOKです。 勉強は想像以上に大変です。1日10時間以上 勉強していたこともありました。徹夜したこともあります。前期に試験はなく、コースワークのみでの評価であったため、月に3つのコースワークの締め切りが重なった時には、ほぼ1日中パソコンの前に座っていました。後期はコースワークと試験による評価で、記述式の試験にはとても苦しみました。

週末はどこで遊ぶのですか?

大学の近くにSouth Parkという大きな公園があり、みんなでピクニックに行った後、夜は大学近くや中心街にあるパブに行き、遅くまで楽しんでいました。ショッピングをしたい時には、オックスフォードの中心地にあるWestgateというショッピングセンターにいけば、半日は時間が潰れます。また、その近くにCovered Marketという歴史的なマーケットもあります。 そうは言ってもオックスフォードは小さな街であるため、週末一番楽しめる場所は、やはりロンドンです。コーチバスで日帰りができます。

日本人は何人くらい?

ズバリ0人でした。アジアからの留学生には私以外にも中国人学生が2人程いましたが、イギリス人学生がほとんどでした。イタリアやスロバキアなどヨーロッパからの学生も数人いました。驚いたことに、他の修士課程コースにも日本人はいなかったようです。ただ学部には交換留学生が多いため、キャンパス内を歩いていた時によく日本人学生を見かけました。

留学当初と比べて英語力は上がりましたか?

日本語環境にいることができないため、英語力は明らかに上がりました。特にリーディングとライティングはコースワークをこなすために絶対に必要なスキルであるため、3ヶ月程度で飛躍的に伸びました。リスニングに関しても先生はゆっくりと話してはくれないため、徐々に聞き取れるようになります。でも最初の頃は全ての授業を録音し、もう一度聞き直して復習していました。スピーキングもディスカッションの時間が設けてある授業が多いため、自然に話せるようになっていきました。

大学のご飯は美味しい?

基本的に美味しいです。ただ昼時は人が多く、待ち時間が長いこともあります。キャンパス内にカフェやレストラン、バーがあり、毎日様々なメニューを楽しめます。 私のお気に入りは、Avo Caféというビーガン専門のカフェです。ここでは野菜や豆類中心のヘルシーなメニューが食べられ、スムージーやスイーツも豊富に取り揃えてあります。 また、キャンパスの外にCo-opという小さめのスーパーマーケットがあるため、帰りに食料や日用品を買って帰ることもできます。

寮生活?ホームステイ?

在学中はずっと寮で生活していました。寮は全部で14個あるのですが、その中で最もレントが安い寮を選びました。キッチン、シャワールーム、トイレは他のフラットメイトと共同になりますが、個人の部屋にはベッド、洗面台、本棚付きの広い机、ワードローブが備え付けてあり、特に不便は感じませんでした。もちろんFree Wi-fiも使えます。週に1回クリーナーさんが掃除をしてくれますが(個人の部屋以外)、ゴミ出しだけは当番制です。 シェアハウスを希望する学生には、大学が紹介してくれます。

キャンパス内に勉強する場所はあるの?

ソケット付きの机がキャンパス内のあちこちにあります。平日の午後は空席を探すのに苦労しますが、午前中や夕方以降は比較的空いていることが多いです。特に土日に静かに勉強したい時にはおすすめの場所です。最も人気のある勉強場所は図書館です。ここは24時間開いている上に、ドリンクやスナックの自動販売機が設置してあるため、外に出ることなく勉強に集中できます。安全性においては、セキュリティガードが24時間巡回しているため問題はありません。

まとめ

いかがでしたか?今回はイギリスのオックスフォード・ブルックス大学に留学していたスーさんに、留学生活の体験をシェアして頂きました。オックスフォード・ブルックス大学やイギリス大学院留学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。

今回ご協力してくださったスーさん、ありがとうございました!

   「Reigo Academy」開講決定!

本気で英語を学びたい生徒募集中。
英検1級・TOEIC970点・ニューヨーク在住
米国大学生のReiが全ての授業を担当し、
「英語の可能性」
を体感してもらいます。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事