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英文法は必要?英語学習の初めに絶対やるべき勉強方法

こんにちは。現在ニューヨーク州立大学に正規留学しているReiです。

最近「英文法の勉強って必要ですか?」という質問を多く受け取るようになりました。中学1年生からから高校3年生まで通常6年間は英文法に触れてきたのに英語ができない日本人にとって英文法の重要性について一度は疑ったことはあるのではないでしょうか?私はそもそも勉強してなかったので疑うとかもありませんでしたが、結論から言ってしまうと英文法はめちゃくちゃ大事です。

英文法の感覚を持っているのと持っていないのでは成長のスピードと長期的に見た英語力の伸びがぜんぜん変わってきます。

私自身、英語を短期間で伸ばし英検1級に合格しましたが、それまでの土台には英文法があり、文法力とその感覚を持っていたからこそ達成ができたと胸を張って言うことができます。

今回の記事では

  • 英文法の重要性
  • 文法の感覚を養うトレーニング

にフォーカスを当てて書いてあります。

この記事を読むことで学校の先生からは教えてもらえなかった英文法の重要性や最終的に英語を話すための文法の学習方法を理解することができます。特に英語の勉強を始めたい人や、行き詰まっている人に読んでもらいたい記事です。

Contents

中学英語をほぼ完璧に理解していますか?

先ほど話した通り、高校を卒業した方であれば最低6年間は英文法に触れているわけですが「中学英語を説明できるくらい理解できていますか?」という質問に対してほとんどの方がNOと答えてしまうはずです。また、私は英語の塾講師をしていましたが高校生も、そもそも中学英文法でつまずいている人がとても多かったです。私も以前は高校3年生だったにも関わらず中学英語の初歩中の初歩であるBe動詞もよくわかっていませんでした。しかし、中学の英文法書を説明できるくらいボロボロに使い込んでから英語に対する見え方が変わり、そこから約2年8ヶ月という期間で英検1級にも合格できるようになりました。ここでは、英文法の重要性を具体的に解説していきます。

英文法が超重要なワケ

英文法が大事な理由は非常にシンプルで、単に文法は英語を使うときのルールだからです。さまざまな場面でルールというものがありますが、ルールを知らずに行動するのは危険ですよね。例えば、スポーツに置き換えると、サッカーのルールを知らずに試合に勝とうとしているようなもので、英語でもルールなしで先に進むのは無謀です。というか先に進めません。そして言語によって文法の重要度があり、日本語はそこに関して比較的ゆるく、文法がめちゃくちゃでも大抵は理解できる言語ですが、残念ですが逆に英語の場合は文法にとても厳しく少しでも単語の場所を入れ違いたりすると途端に意味が通じなくなってしまいます。

そして英文法は英語においての骨格であり、英単語や発音、アクセントなどは肉にあたります。しかし、骨格がしっかりしていないといくら肉を付けるトレーニングをしたとしても無意味ですぐに剥がれ落ちてしまいます。

私の高校では週末の課題で英語の例文を10個覚えて、週明けの月曜日に毎回小テストがありました。3年間それに向けてひたすら書いたり眺めたりして覚えていましたが小テストで満点を取っても次の週には何も覚えていないという状態でした。そしてこの時に私は英文法を理解していませんでした。

しかし英文法がよくわかっている状態になったあとでは英文を意味のある塊として見ることができたため、覚える負担が一気に減り、今ではフレーズなども一度見たり聞いたりしただけで覚えることができるようになり、学習の効率が劇的に上がりました。そしてこれが私が英語力を誰よりも早く伸ばせた秘訣です。

まずは中学の英文法書をボロボロにしよう

私がここまで中学の英文法にこだわる理由は、高校の英文法はほとんど中学の英文法で構成されているからです。実は高校英文法の約70%が中学レベルなので、中学レベルを完璧にすることで高校レベルの文法が頭に入りやすくなります。

私は高校3年生の時に、中学3年生が高校受験に使うための「新中学問題集 発展編」という問題集を使っていました。文法事項ごとに分かれていて、文法の説明や例文も詳しく載ってているのでオススメです。Be動詞も文型も何もわからないところからこの問題集で始めましたが、この問題集がボロボロになることには今まで見ていた景色が180度変わりました。

英語力に伸び悩んでる人や文法学習をスキップしてしまった人、単語やフレーズがすぐに抜け落ちてしまう人は、プライドを捨て中学英語を馬鹿にせずに是非もう一度改めて向き合って見てください。いつまでたっても英語が上達しないほうがプライドが傷つくはずです。

英文法の感覚が英語力アップのカギ

ここで朗報?ですが、みなさんが嫌いな「独立分詞構文」や「仮定法現在」と言った文法用語は基本的には不要です(しかし、覚えるメリットはあります)。私は一応英語講師として全て覚えましたが、本当に重視してほしいのは英文法の感覚です。先ほど触れた通り、英語は語順が命です。そして語順を正しく理解するためにあるのが文型です。「SVC」や「SVO」などがこれに当たり、学校の授業の一番初めに習う理由は文型(すなわち語順)が一番大切だからです。

例えば、「Reiは英語を話します」、「英語をReiが話します」、「話します、英語を、Reiが」と言っても意味は通じるのが日本語です。そして3つの文の意味は同じです。

しかし英語の場合だとこうなります。

  1. Rei speaks English
  2. English speaks Rei
  3. Speaks, English, Rei

この3つの文は全て意味が異なります。1は「Reiは英語を話します」となりますが2の場合は文法は完璧ですが「英語はReiを話します」というありえない文になってしまいました。3に関しては文法もめちゃくちゃで何も意味はなさないただの単語の集まりです。

このように英語は語順で意味を変え、日本語のように融通は聞きません。「英文法なしで英語はペラペラになる」と言っている人や商材が最近目立ちますがそんなことは決してないのでしっかり英文法と向き合って綺麗な英語を話しましょう。

英文法をサボると一生英語はモノにできない

少々過激かもしれませんがこれは事実です。英語が一向に上達しない人は英文法をどこかで必ずおろそかにしています。私は英文法に最初から力を入れ、正しい感覚というのを早い段階で手に入れたので、その後から学んだことを効率的に吸収することができました。そして私よりもずっと前から英語学習をしていた人や、偏差値の高い人、留学している・していたほとんどの日本人よりと同等またはそれ以上の英語力を短期間で手に入れることができました。英語が上手い人は本当に上手いですが、アメリカに来てから5年目という日本人で一見ペラペラに聞こえても、よく聞くと文法がめちゃくちゃだったりすることは多々あります。これは日本人だけでなくヨーロッパやアフリカからの留学生も文法をおろそかにしている人は意外と多いです。

私は彼らと差をつけるためには文法力がカギだと思っています。正しい文法で話すことで自信になり、文法がわかるとそれ以降に学ぶことの使い方がわかるので勉強やトレーニングの仕方が楽になります。単語やフレーズを文法に当てはめながら使うだけになるので、ひたすらインプットとアウトプットを繰り返すことだけで成長できます。このサイクルを手に入れられると簡単に英語は伸びます。英文法をモノにするのは大変ですがゆっくりと正しい勉強方法で実践すれば必ずできるようになります。

英文法の感覚を鍛える方法

英文法の重要性についてここまで書いたのでここからは英文法の感覚を効率よく鍛える方法を紹介します。ここで紹介する内容は私がアメリカの大学に入るまでに日本で行った誰にでもできる内容なのでぜひ参考にしてみてください。

まずは「品詞」を理解する

みなさん「品詞」と聞いて何を思い浮かべますか?たまに品と聞くとSとかVなどの返答が帰って来ますがそれは「文の要素」というまた別の切り口となってきます。品詞とはそれぞれの単語の役割です。簡単に言うとジャンルで全部で10種類あります。代表的なもので言うと「名詞」や「動詞」などがあります。

例えばある英文の穴埋め問題で動詞の「amaze」、形容詞の「amazing」、または副詞の「amazingly」なのか問われる問題があったとしても品詞がわかっていればこのような問題は一瞬で解くことができます。

例えば「形容詞」には名詞のみを修飾するという特徴があるので、名詞の直前が空欄になっていれば副詞ではなく形容詞を選ぶ必要があります。

このタイプの問題は受験問題やTOEICのPart5でよく見られます。

品詞についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

「音読」で英文法の感覚を手に入れる

上で説明した品詞や語順を感覚的にトレーニングする方法が「音読」です。音の感覚を持っていることが英語を話す上、学習する上でとても重要で、「こっちの方がしっくりする」、「これだと何だかんか変だな」と思う感覚がネイティブの感覚です。そしてこれには難しい文法用語は無関係です。

この音の違和感を感じるため、正しいテンポの感覚を身につける方法が「音読」です。下記の英文を比べてください。

She is cute.

She am cute.

もちろん正しいのは上ですよね。下の英文を見た瞬間に違和感を覚えませんか?例のために自分で書きましたが私は気持ち悪いと思ってしまいます(笑)。何が言いたいかと言うと下の文を見てしっかりと「違和感」を感じることができた理由は"She is ~" というルールが体に染み付いている証です。今まで数え切れないくらい"She is~"と言ってきたので"She am ~"って変だよねと感じることができているのです。

これは頭で理解するだけでなく、体でも覚えて初めてできます。どんなに難しい文でも何度も何度も唱えることでその英文を感覚的に覚えることができます。上のは単純な文ですが少し複雑な文でも同じです。例えば、、

I look foward to seeing you again.

I look forward to see you again.

のような文でも「音読」によってリズム的に覚えることで瞬時に判断することができますね。正しいのはもちろん上です。そしてこの文は品詞からでも解読することができます。seeingの直前にあるtoは前置詞なので前置詞は名詞または動名詞しか取れないというルールを知っていれば必然的に上が正解だと判断できます。

※ちなみに留学経験者でも"I look forward to see ~"にしている人が私のインスタグラム上でも多く見かけますが気をつけましょう、、。

参考書・アプリ・サイトを使う

自分で問題集を解いて学習するのもいいですが、参考書やアプリなどを使った方が効率的に英文法を学べるはずです。家や図書館で勉強する場合は参考書を使い、移動時間や通勤時間でアプリなどで学ぶのがオススメです。

特に私がオススメしているのがスタディサプリです。私も2年程使って学習していましたがどの講義も本当にわかりやく、動画でのレッスンなので場所や時間を問わずに気軽に学習できました。

また、文法や長文の授業の他にもTOEICや英検などの資格試験対策の動画もあり、月額980円でどの講義も受け放題なのでやらない手はないです。受験生の場合だと予備校に行かずにスタディサプリを使うと、年間100万くらいは軽く抑えられるのではないでしょうか。

また、学習初期の段階で生涯を通してボロボロになるまで使う参考書を1冊だけでいいので見つけてください。長くやればやるほど自信になり、基礎の大切さも見えてきます。私の場合はForestという有名な参考書をずっと使っていましたが、最近その進化版のEvergreenという参考書が出版されたのでそちらをオススメします。

まとめ : 英文法から始めて英語学習を効率化しよう

いかがでしたか?今回の記事では英語学習において英文法は絶対に避けては通れない道です。そして英文法力によって今後の英語力に大きな差が出てきます。強くて太い土台を学習初期に作っておき、そこへ英単語やフレーズなどを好きなだけ付け足しましょう。最後にですが、巷に広がっている全ての勉強方法は英文法の上で成り立っているということを忘れないでください。

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