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【IBP留学】ベルビューカレッジ(Bellevue College)での大学生活を現地から紹介

こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。

今回はシアトルにあるベルビューカレッジに通っていたYURIさんをゲストとして招き、学校紹介をしていただきました。進学・編入にあたってのアドバイスを実際に通っている現地の学生目線から聞いてみました。ベルビューカレッジに留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

YURIさんの自己紹介

みなさん、はじめまして! アメリカ・シアトルにあるベルビューカレッジ(Bellevue College)に1年間ビジネス留学をしておりましたYURIです! 私は日本の大学を3年生で休学し、ベルビューカレッジが行っている留学生向けプログラム「International Business Professions Program(IBPプログラム)」に参加しました。 このプログラムは9ヶ月間ベルビューカレッジの学部授業を受講し、残りの3ヶ月でこれまで受講したクラスに関連したインターンシップを行うという1年間の留学プログラムです。 今日は私の大好きなベルビューカレッジを、みなさんに紹介します!

Bellevue Collegeについて

ベルビューカレッジはシアトルから車で20分、バスで30〜40分のベルビュー郊外にあるコミュニティーカレッジです。 生徒数は約3万人で、留学生は60ヶ国から来ており、1400人ほど在籍しています。 現地学生や留学生に関わらず4年制大学への編入率が高く、もっとも多い編入先がシアトル週内にあるワシントン大学(University of Washington)で、編入に向けたサポートもしっかりしてくれます。

大学の特徴

ユニークな授業や部活動がある
毎年学生に人気の授業が「The United Nations」という模擬国連の授業です。 毎年春にニューヨークで行われる模擬国連に向けて冬学期から春学期に向けて準備をし、4月にニューヨークで行われる模擬国連に出席することができます。 部活動としては「DECA」と呼ばれるビジネスコンペチームがユニークです。 こちらは活動の一環で、毎年夏にアメリカ国内や国外に研修に行き、現地の有名な広告会社を訪問する研修があります。私は留学中この部活動に参加しており、夏にチームのみんなでニューヨークの広告会社を訪問しました。数年前には活動の一環で日本に訪問し、電通を訪問したこともあるそうです。学校公認の活動なので、往復の飛行機代のみ自己負担で、ホテル代や食費は学校が負担してくれます。

■DECAのメンバーで学外のコンペに参加した際の写真

少人数制の授業
1クラス20人前後なので、クラスメイト同士のディスカッションや自分の意見を発言する機会が非常に多いです。現地学生の前でも怖気づかないで、どんどん発言することで、スピーキング力と英語を話す度胸が身に付きます。また少人数制であるが故に、クラス内で友人が作りやすく、クラス自体もアットホームな雰囲気です。

基本データ

規模 中規模
授業料 学部入学の場合: $18,786
IBPプログラム参加の場合: $11,973
学校の種類 コミカレ
性別 共学
宗教 無宗教
留学生対象奨学金
条件付入学
人気の専攻 4年制大学へ編入する学生が多いので、編入準学士号(Transfer Associate Degree)が人気
立地環境 郊外
治安
認可・認定 マイクロソフト社認可のトレーニング・センター
滞在オプション 寮、ホームステイ、アパート

必要英語力(学部入学)

TOEFL iBT61、IELTS 5.5以上

アカデミックプログラムや認定プログラム

学士号コース、編入準学士号コース、専門職/技術職コースがあります。学士課程は看護、データ分析、会計学、インテリアデザインなど10以上専攻があり、専門職/技術職コースはコンピューターサイエンスが人気です。編入準学士コースからは毎年多くの学生を4年制大学に送り出しており、中でもワシントン大学への編入が多いです。また認定プログラムとしては私が参加したIBPプログラムがあります。当該プログラムは、丸紅、IBM、日清などの大手企業から認定されています。

ESLプログラム

Intensive English & Community ESL Classと呼ばれていて、ベルビューカレッジの学部授業に出席する資格を得るために大学レベルの英語を勉強するプログラムです。 受講資格は特になく、全ての英語ノンネイティブの人を対象としたプログラムです。 入学の際に受験するプレイスメントテストの結果によって5つのレベルにクラス分けされます。1学期(クオーター)につき、3〜4クラス受講し、通常生徒達は9〜12ヶ月経つとESL卒業試験に合格して、学部授業へと移行します。

学費と奨学金

授業料やプログラム参加費、加入必須の医療保険、教科書、バスの定期代などを合わせると年間で約$33,980ほどかかります(旅費や外食の費用を除く)。

日本の大学よりも教書代がとにかく高いので、教科書代を浮かすためにベルビューカレッジの学生のFacebookグループに入り、そのグループの中で教科書を安く買い取ったり、無償で譲ってもらいました。また、私は大学内の留学生サポートセンターでアルバイトをしていたので、月$250前後収入がありました。お小遣い程度なので僅かですが、友人とご飯を食べたり、数ヶ月分をためて旅行する際の飛行機代に充てていました。

学生サービス

チューター制度
ドロップインチュータリングとオンラインチュータリングがあります。 ドロップインチュータリングは、基本的には予約なしで学内のアカデミックサクセスセンター(Academic Success Center)に行けば、サポートを受けることができます。 ※授業によっては事前予約の必要あり。在学生向けのサイトで確認できます。 学内のサイトチューターのスケジュール一覧が出ているので、事前に確認していくのが良いです。 オンラインチュータリングは、夜間や学校が休みの期間でも使用することができます。 在学生向けサイトからログインし、MicrosoftのTeamsを使用してチューターとコミュニケーションを取ることができます。

キャリアセンター
キャリアアドバイザーとの面談予約を取ると、レジュメ(履歴書)の添削や、インターンシップや正規ポジションを探すのを手伝ってくれます。 また、このキャリアセンター主催のジョブフェアーが年に4回ほど開催され、インターン生や正社員を探している学生を求めている企業が20社前後大学内に集まるので仕事を探すことができます。

カウンセリングセンター
学生の心身の健康を保つために、自分が悩んでいることや苦しんでいることなどをプロのカウンセラーに相談することができます。相談内容は成績やキャリアや専攻の変更などの学校関連のことから、個人的な悩み事も相談できます。 またストレスマネジメントやセルフケア・セルフラブについてみんなでゲームをしながら 勉強するイベントも、カウンセリングセンター主催で行われています。

ベルビューカレッジIBP留学についてYURIさんに質問!

ベルビューカレッジでの留学体験をYURIさんに質問して聞いてみました。

なぜベルビューカレッジを選んだのですか?

私がベルビューカレッジを選んだ理由は①少人数制のクラス②治安が良い場所にある③入学後すぐに学部授業が受講できるからの3点です。

①少人数制のクラスのため
ベルビューカレッジは1つの授業に対して、20人程度しか授業を受けることができません。授業の際に毎回発言する機会があることから、英語のスピーキング力が確実に伸びると考えたこと、先生にも気軽に質問ができるアットホームな雰囲気のため、授業についていきやすい、また友人が作りやすいと考え、少人数制クラスの当該学校を選びました。

②治安が良い場所にある大学のため
ベルビューは全米で住みたい街No.1に常にランクインしているくらい、安全で治安が良い街です。ホームステイ先も高級住宅街という事だったので、安心して留学できると考えました。

③入学後すぐに学部授業が受けられるため
私が参加したIBPプログラムはアメリカ、イギリス、オーストラリアなど様々な国で行われており、アメリカ国内では5校で行われていました。ベルビューカレッジ以外の大学は3ヶ月間現地のESLに通い英語の授業を受講しなければならなかったのですが、私はカナダに短期留学をしたことがあり英語はある程度話すことができたので、ESLはスキップしたいと思っていました。ベルビューカレッジは、TOEICやIELTSの基準点を満たしていれば、入学後すぐに学部授業が受けられるということだったので、当該学校を選びました。

授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?

授業の雰囲気は先生にもよりますが、基本的にはどの先生もフレンドリーなので、クラス自体も和やかでアットホームな雰囲気です。どの授業も、ディスカッションやグループワーク、先生に意見を求められる場面があります。1つのクラスは少人数ということも相まって、クラス内で友人も作りやすいです。

勉強は大変でした。特に大変だったのは、40ページから70ページ近くの英語のテキストを読み込んで、事前にオンラインで出題されているクイズに回答して提出する課題です。その他にも3000字近くのエッセイを週1で提出する課題や、グループプレゼンが月1〜2回ある授業もありました。

週末はどこで遊ぶのですか?

週末はベルビューのダウンタウンで遊ぶか、シアトル市内で遊ぶことが多かったです。ベルビューのダウンタウンへは大学からバスで(直通バスあり)20分程度で行くことができます。ダウンタウンには大きなショッピングモールやおしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。

シアトル市内で遊ぶ場合はダウンタウンで買い物をするか、レストランで食事をしたり、バーやクラブでお酒を飲むことが多かったです。 シアトルのダウンタウンまでは大学からだとバスで40分、車で20分で到着します。 ダウンタウンにはSephoraやアバクロ、mercy’sなどのショップから、海の方まで行くと観光地として有名なパイクプレイスマーケットやガムウォールがあります。 夜はキャピトル・ヒル(Capitol Hill)というユニークなバーが立ち並ぶエリアがあるので、その周辺でディナーをしたり、飲みに行っていました。 また個人的には海や湖が大好きなので、学校から車で10分程度の住宅街カークランドの湖や、シアトル市内から車で40分の場所にアルカイビーチ(Alki Beach)に遊びに行っていました。

日本人は何人くらい?

日本人は150人程度です。

留学当初と比べて英語力は上がりましたか?

確実に上がったと感じています。特にスピーキングとリスニングが強化されたと感じています。私は現地の学生が入るビジネスコンペの部活動に参加していたこともあり、他国の留学生だけではなく、現地のネイティブの留学生と密に話すことが多かったので、厳しいプレゼンの練習や、現地学生との密なコミュニケーションのおかげで向上したと考えています。

大学のご飯は美味しい?

美味しかったです!学内には昼食を食べることができるカフェテリアと、コーヒーや軽食を提供してくれるカフェがありました。カフェテリアではサラダや、ピザ、パスタ、ポテト、バーガー、ライス+チキン、サラダラップ、カリフォルニアロールなど種類が豊富です。カフェではコーヒなどに加えて、ケーキやシナモンロール、ドーナツなどを購入することができます。レジ付近にはスナック菓子や、日清のカップラーメン(日本で購入するものよりも、なぜか味が薄い)が販売されています。

大学内で行われるハロウィンパーティーや新入生向けのウェルカムパーティーの場合は、大学でケータリングをお願いしています。ケータリングでは、ライスやお肉、お肉を食べない人向けの食事なども用意されています。こちらも美味しいです!

寮生活?ホームステイ?

私はホームステイ生活をしていました。場所は大学からバス1本で20分程度の閑静な住宅街の中にあるお家でした。10年以上日本人の留学生を受け入れているご家庭で、日本人のホストマザーとイラン人のホストファザーのご家庭です。ホストマザーの作るご飯は本当に美味しく、お2人とも温かくて娘のように接してくださったので、本当に感謝しています。

大学ではどのように友人作りをしましたか?

学内アルバイトやビジネスコンペチームへの所属、留学生交流イベントへの参加で友人を作りました。学内アルバイトでは留学生サポートセンターで働いており、多国籍の学生と10人1チームで活動していたので、留学生の友人をたくさん作ることができました。またビジネスコンペチームへ所属したことで、現地学生や先生と仲良くなることができました。上記は一例ですが、学校の活動にコミットすることが現地で友人をたくさん作るコツと考えます。

■YURIさんは、自身のブログで学内アルバイトの体験談を記載しているので、詳しい仕事内容やメリットを知りたい方はご覧になってください!
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まとめ

いかがでしたか?今回はワシントン州のベルビューカレッジに留学していたYURIさんに、留学生活の体験をシェアして頂きました。ベルビューカレッジやIBP留学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。

今回ご協力してくださったYURIさん、ありがとうございました!

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英検1級・TOEIC970点・ニューヨーク在住
米国大学生のReiが全ての授業を担当し、
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