
こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。
今回はカナダにあるトンプソンリバー大学(Thompson Rivers University)へ語学留学をしていたayumiさんをゲストとして招き、学校紹介をしていただきました。トンプソンリバー大学に語学留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです
Contents
自己紹介
初めまして、私は2017年の9月からカナダのカムループスという町にあるThompson Rivers University(トンプソンリバー大学:TRU)に語学留学をしていました。なぜ、このカムループスという大自然に囲まれた町の大学を選んだかと共に、4ヶ月間のホームステイと語学留学(ESL)についてお伝えしていきます。
Thompson Rivers Universityについて
Thompson Rivers University(TRU)は1970年に創立され、2020年に創立50年を迎えました。 カナダ有数の総合大学であり、100以上の専攻がありサーティフィケート、ディプロマ、準学士、学士まで取得することができます。さらに、カナダ内でも最大規模となるオープンラーニング(通信教育課程)を提供していることでも有名です。
大学の特徴
- カナダ西海岸から東へ約350km離れた大自然に囲まれた小さな町カムループスにあります。
- バンクーバーまでは車やグレイハウンド(長距離バス)で約3時間〜4時間で行けるので週末に遊びに行くこともできます。
- 山々に囲まれていて、冬はマイナス20度まで下がり夏はカラッとした暑さが特徴です。
- 大都市の大学と比べて日本人がかなり少ないです。
- 大学が主催しているLEAPという休日のアクティビティに参加可能です。(無料・有料)
- ESLの学生はもちろん、学部生も様々な国からの留学生が多いので交流できる機会があります。
- どちらかというと田舎の大学のため、遊ぶ場所は都会のように多くはありませんがその分ホストファミリーと出かける機会が増えます。
基本データ
規模 | 中規模 |
授業料 | 約$20,700〜$84,000 (ESLの場合) |
学校の種類 | 4年制総合大学 |
性別 | 共学 |
宗教 | 無宗教 |
留学生対象奨学金 | 無(ESL) |
条件付入学 | 無(ESL) |
立地環境 | 郊外 |
治安 | 良 |
滞在オプション | 寮(ブリスベンキャンパスの場合は寮無し) |
ESLプログラム
TRUのESLでは世界各国から英語を学ぶ留学生に向けて5つのレベル分けされたコースが用意されています。コースを振り分けられる前にまず大学独自のプレイスメントテストを受けますが、事前にIELTS又はTOEFLのスコアを持っている生徒は免除になり、ダイレクトでそのスコアを元にクラス分けされます。
私の場合は留学前にIELTS5.5を取得していたのでそのままレベル4のクラスに入ることになりました。ESLプログラムでは主にListening、Reading、Writing、Speakingの4つの授業から成り、1週間に20時間〜25時間勉強します。1クラス20人程度で、積極性がかなり求められる所は日本と大きく違いました。
宿題も沢山出るので、しっかりとこなしていかないと授業において行かれてしまうこともあります。TRUのESLの特徴の一つとして、レベル4・レベル5の学生は学部の授業(TRUの大学生が受けている授業)を1~3つ取ることが可能なので、1年間の留学の方でも語学留学で終わることなく学部の授業も受けることができるので良い経験になると思います。
学費と奨学金
ESLの場合は何セメスターを取るかによって金額が変わり、1セメスター$6,900(12単位/4コース)又は$8,400(15単位/5コース)になります。またカムループスはまず大都市と比べて物価が安いのが魅力です。
ホームステイ先では3食提供されるので、実際には友達と外食をする時や自分が食べたいものをスーパーで買ったりカフェに行く時くらいしか使わないと思います。節約しようと思えばできますし、せっかく留学に来たのでそこでしかできない経験をしたい方は大学主催の有料アクティビティに参加したり、電車やバスを使っていける観光地に遊びに行くのもいいかもしれません。
トンプソン・リバー大学での語学留学について質問!
Thompson Rivers Universityでの留学体験をayumiさんに質問して聞いてみました。
なぜThompson Rivers Universityを選んだのですか?
もともと大学の交換留学で北欧に行きたかったのですが選考に落ちてしまったときに、アメリカほどお金がかからない英語圏を検討しました。強く希望していた条件が『日本人が多くない、大都市ではない、金額が高すぎない』で、たまたま見つけたのがこの大学でした。
実際留学を終えて今、のびのびと勉強でき、友達やホストファミリーと仲良くなれて、大自然の中で過ごすことができて本当にここを選んでよかったと思います。
授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?
ESLは多くても20人の少人数授業で、レベルが上がるごとに人数が若干減っていくイメージでした。授業は、積極的に発言する人とそうでない人、予習復習をしっかりやる人とそうでない人の差が顕著に現れていた印象です。やはり読むものが多いので正直大変でしたが、それと同時にだんだんと分かる単語が増えたり、言いたいことが言えるようになってきたのが分かると大変なことも忘れるくらい楽しかったです。
週末はどこで遊ぶのですか?
正直に言うと、田舎町なので遊ぶようなところがありません。強いて言うならバスに乗って少し行くと1つショッピングモールがあるのでそこに行くか、ダウンタウン(とても小さいです!)のカフェに行くか、リバーサイドパークでお散歩するかです。
私は1度だけバンクーバーに1泊2日で行きました。私がいた当時は、学部生の先輩は寮でもなくホームステイでもなくシェアハウスをしていたので、日本人のコミュニティ内に誕生日の人がいた時にそれぞれ色んな国の友達を呼んでパーティーをしたこともあります。大都市ではないからこそ自然を散策したり、ホストファミリーと過ごせる時間が多いのはカムループスの自慢できるいいところです。
日本人は何人くらい?
TRU自体、田舎の大学なので日本人はかなり少なく、ESLと学部の日本人を合わせても15人ほどでした。私は私費留学だったのですがその当時は交換留学で来ている人もいたのでセメスターごとに人数は大きく変わります。まったく日本人がいないわけでもないし、学部の日本人の方とも仲良くなったり相談できるのでそう言う面ではとても助かりました。日本人がいるからと言って授業はほぼみんなクラスは違く、大学内で偶然会うことも多いわけではありません。群れるか群れないかは人それぞれだと思うので、ある意味このくらいの人数がちょうどよかったです。ちなみに当時一番多かったのは、インド人でした。
留学当初と比べて英語力は上がりましたか?
結論から言うと英語力は上がりました。もともと日本で私立の外語大学に在学中に留学に行ったのですが、やはり留学に行ったことにより積極性と共に、『自分の意見を伝える』という意識がかなりつきました。そのため、帰国後のTOEICの点数が上がるだけでなく授業内での発言の回数や先生に対して英語で質問することが全く苦でなくなりました。友人からも、以前にも増して英語で話すようになったねと言われたのを今でも覚えています。
大学のご飯は美味しい?
大学内にはいくつかカフェや小さなレストランのようなところがありました。私はお昼ご飯を持参していたので、放課後少し残って勉強する時にカフェに行くことが多かったですがメニューが多かったのを覚えています。レストランを利用したことのある友達の話を聞くと、普通に美味しかったと言っていました。ただそこまでガッツリとしたご飯というよりは、軽食やファストフードのような物が多かったです。
寮生活?ホームステイ?
私はカナディアンのお宅にホームステイをしていて、ホストファザー、マザー、5歳と7歳の男の子、1匹の猫と犬と暮らしていました。自分の部屋にバスルームがついていたので、とても便利でしたが家庭によっては家族とバスルームを共有している所もあるので、ホストファミリー次第になります。小さな子供がいたので夜ご飯が必ず6時、ファミリーは食後はすぐに寝る支度をするので、私は部屋に戻り宿題をすることが多かったです。
皆さんとても優しくその日にあった出来事を話したり、お買い物に行くこともありました。たった4ヶ月のホームステイでしたが素敵なファミリーと出会えたことは一生の思い出です。ホームステイ先を出る時に5年以内に必ずまた遊びにくるねと約束したので、早く会いに行きたいです。
交通手段は?
お伝えしている様に、カムループスは山に囲まれている田舎町です。ホームステイ先のお家はほとんどが山間部にありますが基本的にはバスが通学時間は多く通っています。そのほかの時間も比較的15分に1本〜30分に1本ほど運行していましたが、行き先や方面によっては終バスがかなり早い場所もあるので要注意です。
ホームステイや寮生活の学生のほとんどがバスでの通学だったので、交通の問題はそこまでありません。長期(4年間)通っている学生は友達とシェアハウスをして、車を持っている人が多かったので車で移動している人もいました。バスがなくなってしまった場合は車を持っている友達にお願いすることも多々ありました。
まとめ
いかがでしたか?今回はカナダのトンプソン・リバー大学に留学していたayumiさんに、留学生活の体験をシェアして頂きました。トンプソン・リバー大学やカナダで語学留学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。
今回ご協力してくださったayumiさん、ありがとうございました!