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ブリティッシュコロンビア大学 (オカナガンキャンパス)での留学生活を現地から紹介

こんにちは。当ブログを運営しているRei(@reimatsuda7)です。

今回はブリティッシュコロンビア大学 (University of British Columbia- Okanagan)、オカナガンキャンパスを卒業したChisaさんをゲストとしてお招きして、学校紹介をしていただきました。

ブリティッシュコロンビア大学(オカナガンキャンパス)に留学を考えている方にとってこちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

自己紹介

初めまして、2016年にブリティッシュコロンビア大学(バンクーバーキャンパス)に入学し、2017年から卒業する2020年までの3年間、同大学のオカナガンキャンパスに通っていたChisaです。1年生ではLiberal Arts、2年生からはBusiness Managementを専攻していました。今回は、同じブリティッシュコロンビア大学でも、あまり知られていないオカナガンキャンパスについて卒業生の目線から、アドバイスをできたらと思います!

University of British Columbia - Okanagan Campusとは

University of British Columbia- Okanagan Campus (以下:UBCO)はカナダ西部に位置するBC州のケロウナという小さな町にある大学です。元々、UBCは1908年にバンクーバーに創立されましたが、生徒の増加やプログラムの拡大を受け、2005年にケロウナにも新しくキャンパスを設立しました。UBCOは、全体で約1万人ほどの小さな大学なので、その分、生徒同士だけでなく、教授とも近い距離で学ぶことができます。又、留学生が生徒数の20%を占め、国際色豊かな大学でもあります。バンクーバーキャンパスと比べると規模も小さい為、よく比較されがちですが、オカナガンキャンパスも小規模・田舎ならではの良さがあります!

UBCOの特徴

  • 基本、教授1人に対して生徒数約30人から60人程の規模で授業を行う。
  • キャンパスが比較的新しく、ジム等の設備もとてもきれい。
  • 生徒数が年々増加しているので、キャンパスも常に拡大している。
  • 約2000人以上、109カ国からの留学生。
  • 理系に関わらず、Researchに力を入れているので、ビジネス系の学部でも、企業・業界研究など、ローカル企業や団体とコラボすることが多い。
  • 1月から3月にかけて、毎週金曜日の夜は、カナダで有名なBig White Ski Resortへのバスがキャンパスから出ている。(1時間足らずでスキー場!)
  • 自然豊かなので、キャンパス周辺で熊の目撃情報がたまにある。

基本データ

規模 中規模
年間授業料 約40,000 CAD(学部や授業数にもよる)
学校の種類 4年制総合大学
性別 共学
宗教 無宗教
留学生対象奨学金
条件付入学 有(別途ESLの授業を受け正規入学)
人気の専攻 Science, Engineering, Nursingなど
立地環境 郊外
治安
滞在オプション On-campus: 寮 (1年生は大体寮)
Off-campus: 学生マンション、シェアハウス、ホームステイ

必要英語力(学部入学)

IELTS: 6.5 (全科目6.0以上)
TOEFL iBT: 90 (R:22 L:22 S:21 W:21以上)

 

アカデミックプログラムや認定プログラム

主な学部として、Arts(Creative Studiesも含む), Management, Science, Engineering, Healthなどがあり、主専攻や副専攻を50以上のプログラムから選択します。又、自分の所属している学部以外の専攻を副専攻として取得することもでき、自分が興味のある分野を複数、専門として学ぶことができます。(例:専攻がManagement、副専攻がComputer Sciecnce)UBCOは2学期生で4月の終わりから9月の1週目まで夏休みなので、副専攻を取っていたり短期留学をしたい生徒は、サマースクールとして、夏休みにも単位をとっていました。

ESLプログラム

UBCOにはEnglish Foundation Program(以下:EFP)という入学条件の必須英語力が足りない生徒向けのESLのプログラムがあります。受けられる授業のコマ数は限られているものの、正規生と同様の授業を取りながら、別途ESLの授業の単位を取ると、英語の必須条件を免除してくれる仕組みです。EFPを受けている時も、他のUBCOの生徒と同じように扱われるので、2年生からのトランジションがスムーズにいきます。学部によって、EFPで取れる科目も変わってくるので、詳しくは下記URLを参考にしてみてください!

https://education.ok.ubc.ca/degrees-programs/english-foundation-program/

学費と奨学金

UBCOは学部によって、学費がかなり変わり、値段も年々高くなっています。私が所属していたFaculty of Managementは、比較的学費が安い学部でしたが、それでも1科目$4136CADです(日本円で約36万円)。平均で毎学期、5教科取るので、学費だけで年間約360万円、そこに、寮や家賃等の生活費が上乗せされます。

少しでも学費を節約したい方向けに、比較的に簡単に取れる『Deputy Vice-Chancellor Schlorship』という払い戻し不要の奨学金があります。私も毎年この奨学金をいただいていたのですが、毎学期4科目以上取っている生徒を対象に、成績が平均80%以上90%未満で$500、90%以上は$1000、学費から引かれます。あまり大きな金額ではありませんが、頑張って勉強するだけでお金が貰えるのでおすすめです。又、カナダではキャンパス外でバイトもできるので、自分で生活費を稼ぐのも他の国と比べて難しくはないかもしれません。

学生サービス

ここでは私が実際に利用した学生サービスをいくつか紹介したいと思います。

まず1つ目が、Writing Supportです。自分のレポートを添削してもらうサービスで、文法や語彙だけでなく、レポートの内容に関しても丁寧にフィードバックしてくれます。2つ目は、Career Consultationです。就職センターのようなもので、卒業後はカナダで就職したかったので、たくさん相談に乗ってもらいました。その他、卒業後に向けての就労ビザや永住権取得の為のワークショップなど、留学生向けのワークショップも多数あり、興味のあるものは積極的に参加していました。

 University of British Columbia - Okanagan 留学について質問!

ブリティッシュコロンビア大学での留学生活をChisaさんに質問して聞いてみました。

なぜ UBCO大学/Management 専攻を選んだのですか?

生徒、教授、大学、全てにおいて近い距離で学びたかったからです。元々、バンクーバーキャンパスで学んでいましたが、キャンパスの大きさや生徒の多さに圧倒され、UBCの一員として馴染めている感じがしませんでした。バンクーバーにも有名なビジネススクールがありますが、もっとアットホームな環境で学びたいと思いUBCOへトランスファーしました。

Management学部を選んだ理由は、プログラムの構造がとてもユニークだったからです。専攻自体が『Management』と呼ばれ、マーケティングなど、分野を1つ絞って専門的に学ぶ必要がなく、ビジネス関連の一般教養を満遍なく学ぶことができます。興味のある分野を複数選択できたり、特に縛りがなかったのがとてもよかったです。

授業の雰囲気は?勉強は大変ですか?

Management関連の授業は生徒1人に対して、大体60人程の学生が受講していました。どの授業も大体流れは同じで、予習として、その日に習う範囲の教科書や関連する論文を読んで授業の最初にクイズをしたり、席の近くに座っている人たちとディスカッションをして授業の理解度を高めます。Management専攻の特徴が『チームワーク』だったので、プレゼンやレポートも基本グループで行い、カナダの企業や団体の課題解決をするプロジェクトが多かったです。

試験は中間と期末で2回あります。1番大きな試験が期末で、教授によって形式は様々ですが基本、選択問題とショートアンサー問題合わせて約100問近くを2時間から3時間かけて解きます。成績の半分はテストが占めるので、テスト期間中は気づいたら15時間、図書館で勉強していた時もあります(笑)

週末はどこで遊ぶのですか?

基本課題に追われていたので、週末もキャンパス内の図書館で勉強するか、遠出をせずに、近場の友達の家でハウスパーティーをすることが多かったです。連休や冬休みは、バスで5時間かけてバンクーバーへ遊びに行ったり、Big Whiteのスキーリゾートでコテージを借りて、友達と1日中スキーをしていました。夏のケロウナは、太陽が出ている時間が非常に長く、且つ暑いので、Kelowna City Parkのビーチでピクニックをするのがおすすめです!

日本人は何人くらい?

正確な人数は分かりませんが、比較的日本人の数は少ないです。私が所属していた、Faculty of Managementには同じ学年に私も含めて2人しかいなかったです。

留学当初と比べて英語力は上がりましたか?

留学後に英語の試験を受けていないので、どれだけ上がったか数字では示すことができませんが、総合的に英語力は上がりました。中でも、スピーキングはかなり上がったと思います。Business Managementでは、全授業で必ず1回はプレゼンがあったので、授業以外にも準備過程でのチームミーティング等、発言する機会が嫌でもたくさんあります。数をこなし、現地生徒とたくさん時間を過ごす中で、使う単語の難易度が高くなったり、自然と会話のレベルも上達しました。

大学のご飯は美味しい?

美味しくはないです(笑)なので、ランチはお弁当を持参するか、自分の部屋に戻って作っていました。時間がない時は、渋々$5くらいの安いお寿司を買っていました。キャンパスに毎日来る、フードトラックのご飯は美味しかったです!タコスやグリルチキンから、ドーナツやクレープ等のトラックも来ていたので、大量に買って図書館で友達と食べながら勉強していました。

寮生活?ホームステイ?

大学2年生の時に1年間、キャンパス内の寮にカナダ人のルームメイト3人とフラットシェアをしていました。キッチンは4人で1つ、バスルームは2人で1つ共有し、基本3食自炊していました。ルームメイトは、事前のアンケートの回答によって振り分けられ、綺麗好きか等、自分の生活スタイルと似ているかで決められます。授業の合間に少しでも時間があれば、自分の部屋に戻って昼寝をしたり、リビングで友達と課題をしたりしていました。大学3年生から卒業までの2年間は、キャンパスから徒歩10分の学生マンションで1人暮らしをしました。寮は抽選で、自分の希望の部屋に当たらなかったり、ルームメイトとうまくいかない場合もあるので、私の周りではキャンパス外での1人暮らしや、友達とのハウスシェアが人気でした。

ケロウナはどれくらい寒い?

ケロウナはカナダ西部に位置するので、カナダの中でも比較的温暖に入りますが、それでも11月ごろから雪が降り始め、−20度まで冷え込むことが多々ありました。(私は−10度より寒くなるとスキージャケットを着て通学していました)基本、5月に入るまで寒いので冬が好きな方にはおすすめです!

まとめ

いかがでしたか?今回はブリティッシュコロンビア大学に留学していたChisaさんに、留学生活の様子をシェアして頂きました。カナダ留学やUBCへの進学を考えている方にとってこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

Reigoでは英語学習だけでなく、留学経験者のインタビュー記事もこれからどんどん更新していくので応援よろしくお願いいたします。

今回ご協力してくださったChisaさん、ありがとうございました!

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