こんにちは、Rei(@reimatsuda7)です。
今回はsleep / nap / doze / go to bed / fall asleep / nod offの意味の違いを解説します。
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eat / have / take / gulp / swallow / sip / drainの意味の違い
英語には、「寝る」という意味を表す動詞が多く存在します。主に、sleep / nap / doze / go to bed / fall asleep / nod offの6種類です。 それぞれ違ったニュアンスで使われるため、正しい表現を使わなければ誤解を生んでしまう可能性もあります。
これらの単語は、大きく4種類に分けられます。
・大きな意味での眠る(sleep)
・ベッドや布団で寝る(nap / go to bed)
・まとまった睡眠以外の時間に寝る(nap / doze / nod off)
・眠りに落ちるという動き(fall asleep)
特徴を簡単に見てみましょう。
sleep : 眠る(最も一般的)
nap : 意識的な昼寝
doze : 意図していない居眠り
go to bed : ベッドや布団に入る
fall asleep : 眠りに落ちる
nod off : 意図していない居眠り
では、それぞれの単語のもつ意味や使い方について、詳しく見てみましょう。
sleepの意味・使い方
sleepは「眠る」という意味で最もよく使われる単語です。眠るという状態を表します。
I was sleeping all day yesterday because I was too tired.
(昨日は疲れすぎていて、1日中寝ていました。)
例文からも、単純に「眠っていた」という状態そのものを表すことがわかります。ちなみに"catch some Z’s"は少しカジュアルな意味で使われますが、同じ意味です。寝ている状況を「zzz..」と表すと思いますが、ここから「眠る」という意味で使われるようになりました。
napの意味・使い方
napは「昼寝をする」という意味の英単語ですが、主に「よし昼寝をしよう!」というように、意識的にベッドや布団に入って眠ることを表します。
She is napping in her room now.
(彼女は部屋で昼寝をしています。)
例文のように動詞で使われることもありますが、napを名詞として"take a nap(昼寝をする)"という表現で使われることの方が多いです。
dozeの意味・使い方
dozeは、napと同じく「昼寝をする」という意味の単語ではありますが、意図せずに寝てしまうことを表すという点において違いがあります。ベッドや布団など寝るための場所ではなく、例えば授業中に椅子に座ったまま寝てしまう、映画を見ながら寝てしまう、などがあげられます。
He was dozing over a book.
(彼は本を読みながらうたた寝していました。)
彼は本を読んでいたため、意識的に「寝よう」とはしていなかったはずです。このような場合に、dozeを用います。
go to bedの意味・使い方
go to bedは、寝るためにベッドや布団に入るという意味を表す表現です。あくまでも寝るために布団に入っただけなので、眠っている状態を指す訳ではありません。そのため、go to bedしたのにも関わらず、眠れなかったということもあり得ます。
It’s time to go to bed.
(もう寝る時間です。)
子供に「寝なさい」という時には、このようにgo to bedを使用します。子供が本当に布団に入ってsleepするのか、というのはまた別の話です。
"Hit the hay"も「眠る」という同じ意味で使われます。
Hayは「干し草」という意味で、昔の人が干し草に詰めた袋をマットレスの代わりに寝ていて、寝る前に虫を追い出したり膨らましたりする為にこの袋を打っていたのが表現の由来だと言われています。
fall asleepの意味・使い方
fall asleepは、「眠りに落ちる」という意味の英単語です。sleepという状態に入るまさにその瞬間・その動きを表します。一瞬を表す表現であるため、fall asleepという状態が長く続くことはありません。
The baby fell asleep in her arms.
(赤ちゃんは彼女の腕に抱かれて眠りに落ちた。)
このように、「眠っていた」だけではなく、起きている状態から「眠りに落ちる」という動きがイメージできる単語です。
nod offの意味・使い方
nod offはdozeと同じく、「うたた寝、居眠り」といったように、眠るべきではない場面で眠ってしまうことを示します。nodは「頷く」という意味があるように、こくりこくりと首を上下に揺らしながら眠ってしまうイメージです。
He was nodding off during the class again.
(彼は授業中にまた居眠りをしていました。)
授業中ですから、当然眠るべき時間ではなかったのですが、彼は居眠りをしてしまいました。そのため、napではなくnod offを使用します。dozeによる置き換えも可能です。
まとめ
sleep / nap / doze / go to bed / fall asleep / nod offの違いは掴めたでしょうか。それぞれの単語の簡単な意味をおさらいしてみましょう。
これらの単語は、大きく4種類に分けられました。
・大きな意味での寝る(sleep)
・ベッドや布団で寝る(nap / go to bed)
→ napはその中でも昼寝のことを示し、go to bedは寝るために布団に入ることを表しました。
・まとまった睡眠以外の時間に寝る(nap / doze / nod off)
→ napは意識的に、dozeとnod offは意図しない居眠りを示していました。
・眠りに落ちるという動き(fall asleep)
sleep : 眠る(最も一般的)
nap : 意識的な昼寝
doze : 意図していない居眠り
go to bed : ベッドや布団に入る
fall asleep : 眠りに落ちる
nod off : 意図していない居眠り
覚えておくととても便利な表現ばかりです。状況に応じて正しい伝え方ができるといいですね。