はじめまして。ニューヨーク州立大学に正解留学しているReiです。
現在私はキャンパス内にある学生寮に住んでいます。州や地域にもよりますが、アメリカの大学では日本の大学と違って学生の8割以上の学生が寮に住んでいます。こっちでは留学生はもちろん現地の学生も寮生活が当たり前です。
とはいえ、日本人からしたらあまり馴染みのないルームメイトとの共同生活、キッチンやお風呂の共用など新生活にワクワクしながらも不安に思っている人は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では
- アメリカの寮生活とは
- 寮やルームメイトの選び方
- メリットやデメリット
などにフォーカスを当てて記事を書いて見ました。私の実体験を元に書いてあるので少しでもリアルなアメリカの大学での寮生活をお届けできれば嬉しいです。
Contents
アメリカの寮生活ってどんな感じ?
私が留学しているニューヨーク州立大学プラッツバーグ校にはキャンパス内に全部で12個も学生寮があり、それぞれに特徴があります。ここではアメリカの大学の寮の概要を紹介します。
2人部屋が基本
アメリカの寮の大半の部屋は2人部屋です。私の部屋も2人部屋の大きさで、私とルームメイトの2人で生活しています。どうしても1人部屋がよければ数に限りがありますが、1人部屋にすることもできます。その場合は通常よりも値段が上がるケースが多いようです。また、3人部屋もありこちらも希望制で、少し安く済むことがあります。
ルームメイトは事前アンケートを元に決められる
大学に合格した後にしなければならない事の1つに寮やルームメイトに関する事前アンケートがあります。このアンケートでは自分の生活スタイルや喫煙の有無からルームメイトに関する希望を書くことができます。大学側はこのアンケートを元に生徒の部屋割りをするので気の合うルームメイト同士になる可能性は高いです。
寮の設備
寮には生活に最低限必要なシャワー・トイレ・キッチン・ランドリーなどは必ずついています。また、バスルームも私の寮にはついています。キッチンには冷蔵庫があり、寮に住んできる生徒であれば自由に使うことができますが勝手に取られることが多いのであまり使わないことをオススメしています。ほとんどの人が自分の部屋に小さい冷蔵庫を持っています。私はルームメイトのを使わせてもらっています。
その他にはスタディルーム、ラウンジがあり、ラウンジには大きなテレビやビリヤード、卓球台などがあり誰でも無料で遊ぶことができます。
RAとは仲良くなろう
寮の各フロアやエリアにはRA(Residence Assistant)という学生の寮長がいます。RAの役割としては、寮の治安面の管理や定期的に行われるフロアの行事の企画まで多岐にわたっています。また、RAになると自分専用の部屋が通常より格安で持てたり、履歴書にも書けるので良いことがたくさんあります。
寮って安全?
寮のセキュリティ面はかなり高いと思います。自分のIDで建物に入ることができ、各部屋のドアにはパスコードが設定されています。治安面に関してはその寮やフロアにもよりますが、中には毎日夜中までパーティをやっていたり、タバコやウィードの臭いがする所もあります。しかしRAに相談すればしっかりと解決してくれるので困ったことがあればすぐに相談しましょう。
また、タバコなどで寮の火災報知機が反応するとものすごい音量で警報がなり、その寮に住んでいる生徒は全員夜中でも問題が解決されるまで外で待機する必要があるので気をつけましょう。
快適な寮生活を送るコツ
ここでは寮やルームメイトの選び方など、快適に寮生活を送るコツを紹介します。私の友達でもルームメイトとのトラブルで悩んでいる人が少なくないのでしっかりと要点を押さえましょう。
事前アンケートはしっかり埋める
まず始めにトラブルを限りなく避けるために行いたいのが、事前のアンケートをしっかり書くということです。これを行なっていない大学もありますが、これがあるのであれば自分のことだけでなく、相手に対することもしっかりと記入しましょう。寝る時間や専攻、また内向的か社交的などかなり細かく書く欄があるので書けば書くほどミスマッチが防げます。
私は希望通り同じビジネスの専攻で、旅好き、筋トレ、日本のアニメが好きなどまさに思い描いてたようなナイスなルームメイトに出会えました。
寮の特徴や場所を事前にリサーチ
寮の場所は自分で決めることができるケースが多いです。私はダイニングホールに近い+学部の授業が行われる校舎に近いという条件で絞って今の寮を決めました。友達の中には何も考えずに決めてしまい、寮から毎日15分以上もかけて授業に出ている人もいます。オススメの決め方は自分の学部の校舎に近い寮で、少し寝坊しても間に合うことができるので精神的にも安心できます。また、ビル型や横に広い寮などさまざまなので特徴もよく確認しておきましょう。大きなキャンパスほど寮選びは重要になってきます。
ルームメイトとの約束事を決める
私の周りを見るとルームメイトとのトラブルが意外と多く、お互いにルールを決めていないことから生じるケースが多く見られます。例えば、夜中までずっと友達と電話をしているルームメイトに悩まされたり、ルームメイトの彼氏or彼女がずっと部屋にいて気まずかったり、、。
このようなトラブルを避けるには正直に迷惑だと言うことと、事前にこの時間以降は電話をしないや人を呼ばない等のルールを2人で決めておくと効果的です。ちなみに私の寮はRAにお互いのルールを提出する必要がありました。なので今のことろトラブルはなく快適で楽しい寮生活を送っています。
友達とルームメイトになる
大学に通い始めて半年や1年が経つことには仲の良い友達ができているはずです。そうなると、友達同士でルームメイトになることもでき、間違いなくトラブルを防ぐことができます。私の周りも友達同士で住んでいることが多く、お互いのルーティーンや趣味が同じなので快適になるはずです。
RAになる
先ほど話した通り、RAになると自分専用の部屋がもてるので確実に快適な環境を手に入れることができます。寮の決め事など、自分の裁量を持って生活ができるので圧倒的に有利になります。しかし、RAになるためにはさまざまな基準や普通の面接からグループディスカッションまで乗り越える必要があります。
寮生活のメリット
ここでは私が思う寮で生活をするメリットを紹介します。
勉強に集中できる
寮に住むとキャンパス内にあるダイニングホールで食事するためのミールプランへの加入が義務付けられるので、料理をする必要がなくなります。また、寮はキャンパス内に位置し、校舎にもすぐに行くことができるので自分の時間をたくさん作ることができます。余った時間で勉強をしたり、ジムへ行ったりと有意義な時間を過ごすことができます。
経済的に優しい
寮に住み、ミールプランに入ることでお金を大幅に節約することができます。光熱費や水道代、食費がすでに含まれているので、キャンパス内に住む限り出費がほとんどありません。洗濯も洗剤さえあれば無料で使うことができるので、もしキャンパスでアルバイトをしているのであればお金を貯めることができます。
英語力が上がりやすい
個人的な意見ですが、ホームステイよりも寮生活の方が英語力を上げやすいと思っています。ホームステイの場合、両親は家事や仕事で忙しかったり、子供は小さいことが多いのでがっつりしたトークをしずらかったように感じます。しかし寮生活の場合、同年代で生活のリズムも似ているため毎日たくさん話す機会があります。また、同じ大学に通っているだけで共通の話題がたくさんあるので話のバリエーションが豊富です。私の場合はルームメイトと趣味も似ているので毎日1~2時間は一緒に話すことが多いです。その結果、スピーキング力が上がっているのを毎日感じます。
友達作りが簡単
寮に住むことで友達をたくさん作ることができます。私の場合は毎月フロアメイトと映画を見るというイベントがあり、同じ階の学生全員と友達になることができました。また、全てが共同なのでエレベーターで会う人や電子レンジを使うのを待っている間にも人と関わるので、次第に顔を覚えたり、友達になる機会がたくさんあります。
ホームシックにならない
これは私の友達が言っていたことですが、寮生活だとホームシックを感じにくいという点です。寮生活になると基本的に常に人に囲まれる生活になります。共同ラウンジでおしゃべりをしたり、テレビを見たり、部屋でルームメイトと話したりするおかげで寂しいと思う機会があまりありません。家族と離れるのは大変かもしれませんが、それ以上にたくさんの人に出会えることは間違いないはずです。
寮生活のデメリット
ここでは反対に寮で生活をするデメリットを紹介します。
1人の時間が作りにくい
寂しさを感じさせないくらい人に囲まれる寮生活では、1人になる時間が少ないです。部屋で1人になれる時間はルームメイトが授業か出かけているくらいなので、私のように1人の時間がたくさん必要な場合は少しストレスが溜まってしまうかもしれません。
設備のきれいさ
寮生活において避けて通れなういのが共同生活です。シャワーもトイレもゴミ箱も全て共同で使うので誰か1人でも間違った使い方をすると私たちにも影響します。トイレが汚かったり、キッチンが掃除されていなかったりすることは少なく無いので女の子や潔癖症の人は少し注意する必要があります。
まとめ
いかがでしたか?今回はアメリカの大学の寮生活のリアルや快適に生活するコツを紹介しました。メリットやデメリットを話しましたが、アメリカに留学するなら本場の寮生活を味わうべきだと私は思います。ルームメイトとの生活や共同生活は大変なこともありますが、それ以上に毎日刺激的で楽しいですよ。